株式会社カーボントレードがCORSIA Phase-1適格クレジットを取得
株式会社カーボントレードが、2024年から2026年にかけてのCORSIA Phase-1において、Gold Standardクレジットを取得しました。このクレジットは、国際航空のカーボンオフセット及び削減のための制度であり、環境保護に向けた重要なステップとなります。
CORSIAについて
CORSIA(Carbon Offsetting and Reduction Scheme for International Aviation)は、国際航空のCO₂排出量を2019年の水準に基づいて制御・削減するための国際的な枠組みです。この制度では、航空会社が排出量を一定水準まで抑えることを求められ、超過した分に関しては、クレジットの取得・償却が必要になります。このようにして航空分野の脱炭素化を進める取り組みが行われています。
今回、カーボントレードは10,000 t-CO₂に相当するGold Standardクレジットを取得し、すでに次ロットの手配も進行中です。これにより、合計20,000 t-CO₂分のクレジット確保が実現し、強固な供給体制が整い始めています。
高品質なクレジットの選定
Phase-1におけるクレジットの取得は、審査基準が厳格化されており、ホスト国からの承認(LoA)やパリ協定に基づく調整が必要とされています。このため、カーボントレードは取得するクレジットの厳選を徹底し、現物保有により安定した引渡し体制を整えています。この姿勢は、航空会社に対して信頼性の高いクレジット供給を行う上で不可欠です。
日本国内外の航空会社への供給
同社は、取得したクレジットを日本をはじめとする世界各地の航空会社へ供給する準備を進めています。特に、CORSIAに対応した適格クレジットを提供するために、以下のような体制を整えています:
- - ホスト国からのLoAを得たクレジットに限定した供給
- - スムーズな引渡しのための現物保有
- - 需給動向を考慮した安定した供給体制の構築
これにより、航空会社の中期的なオフセットニーズにも確実に応えられるような供給計画を進めています。
未来に向けた展望
カーボントレードでは、CORSIA Phase-1とは別に、Phase-2(2027年~2035年)を含むさらなる成長戦略を描いています。Gold Standardに加え、既に口座を保有するVerra(VCS)クレジットも取り入れつつ、持続可能性と透明性を重視した信頼性の高いカーボンクレジット流通基盤の構築に努める方針です。クレジット市場の需要は、今後数兆円規模に達すると予測されており、それに対応する準備を着実に進めています。
結論として、カーボントレードの取り組みは、航空業界のカーボンオフセットを進めるだけでなく、地域社会への貢献を考慮した持続可能な発展にも寄与していくことでしょう。