環境保全と安全を追求する旭松食品のグローバルGAP認証豆腐

旭松食品は、国際的に認められた農業生産工程管理の国際規格「グローバルGAP」認証を受けた大豆を使用した新製品、こうや豆腐の全面切替えを発表しました。この取り組みは、食品の安全性だけではなく、生産者の労働環境や環境保全にも注目し、持続可能な農業生産を目指しています。特に、グローバルGAPは世界120ヶ国以上で採用されている規格であり、東京オリンピック・パラリンピックでも農産物の調達基準として取り入れられました。

この新しいこうや豆腐は、長野県飯田市にある旭松食品の自社栽培農場で栽培された、アジアGAP認証を取得した大豆「つぶほまれ」を使用しています。これにより、消費者は安全で高品質な食品を手に入れることができるだけでなく、環境にも配慮された選択が可能となります。2020年3月2日には、この大豆を使用した「ふる里の味こうや豆腐」が限定150商品として発売されます。

地域の元善光寺での必勝の祈祷を受けたこの豆腐は、味わい深く、信州の自然が育んだ恵みを感じることができる一品です。さらに、こうや豆腐の生産過程で発生する有機物をコミュニティ全体に活かし、良質な肥料を作成して自社の大豆栽培に再利用するなど、環境への意識を高めていくことに注力しています。

アジアGAPについて

アジアGAPは、GFSI（世界食品安全イニシアチブ）に認可された農産物栽培工程管理の国際的な認証規格です。この規格もグローバルGAPと同様に、食品の安全性に関する指針を提供しており、2020年東京オリンピック・パラリンピックでの農産物の調達基準としても認められています。これにより、農業者の質の向上が期待され、消費者には安心安全な食品が提供されます。

旭松食品の取り組みは、ただ単に食品を提供するだけでなく、持続可能な社会の実現に向けた重要なステップです。今後も、農業と環境保全の両立を目指し、消費者にとって価値のある製品を生み出していくことが求められています。これからの季節、ふる里の味こうや豆腐をぜひ味わってみることをお勧めします。