ギリアドが目指す地域格差解消と新たな寄附プログラム
ギリアド・サイエンシズ株式会社は、特定の血液がんに対するCAR T細胞療法を通じて、地域格差を解消するための寄附プログラムを展開します。このプログラムは、2026年3月9日から5月11日までの期間で実施予定です。CAR T細胞療法は、患者本人のT細胞を改変し、がん細胞を攻撃する画期的な治療法ですが、地域によってその受けられる機会に偏りがあることが問題視されてきました。
CAR T細胞療法とは?
CAR T細胞療法は、白血球の一種であるT細胞を患者から取り出し、がん細胞に対抗できるように改変して再び体内に戻す治療法です。日本では2019年に初めて承認されて以来、多くの患者による治療が行われています。投与は1回のみで、治療の選択肢が限られた方々にとって、新たな希望の光となっています。しかし、2019年から2024年の間にCAR T細胞療法を受けた患者の55%が東京と関西に集中しているというデータがあり、この現状が地域によって平等な医療アクセスを難しくしています。
昨年の寄附プログラムの成功事例
昨年実施された寄附プログラムでは、数々の効果的な活動が採択されました。がん患者の入院調整を効率化するための「マッチングアプリ」の開発や、九州エリアでのCAR T細胞療法の地域格差解消に向けた体制の構築などが挙げられます。今年も、このプログラムはさらに進化し、CAR T細胞療法の地域格差の解消に寄与する活動を募集します。
プログラムの概要
応募条件
- - 対象は非営利団体であり、民間企業は除外されます。
- - 定款、活動報告書、財務報告、役員名簿を提出する必要があります。
審査基準
活動内容は、2027年7月末日までに成果が見込めるものでなければなりません。また、営利目的の活動や医療関係者に利益をもたらす内容であってはならず、具体的な医療業務や費用の肩代わりとなる内容も除外されます。採択された活動は、ギリアドのCAR T関連広報に協力することが求められます。
応募から選定までの流れ
- - 応募期限は2026年5月11日
- - 選考は2026年5月下旬に行われ
- - 選出者が2026年6月中に決定します。
応募方法については、ギリアド寄附プログラム支援事務局にお問い合わせください。メールや電話での問い合わせが可能です。
ギリアドについて
ギリアド・サイエンシズは、35年以上にわたる医療革新の追求を通じて、全ての人々が健康であることを目指しています。HIV、ウイルス性肝炎、がんなどの生命を脅かす疾患に対する革新的な医薬品の開発に注力し、現在では世界35カ国以上で事業を展開しています。今後のCAR T細胞療法における地域格差解消に向けた取り組みには、期待と注目が集まっています。