モデル縮退ソフトウエア最新リリース
ニュートンワークス株式会社が、FEM(有限要素法)モデルの剛性マトリックスを縮退する独自プログラム「NewtonSuite-MOR」の最新版をリリースしました。この新バージョン「MOR 2025.1」は、設計開発における効率と精度を両立させることを目指しており、特にシステムレベル解析との連携において革新をもたらします。
3Dと1DCAEの架け橋
通常、詳細な3Dモデルを用いたシミュレーションは、製品開発の現場において重要な役割を果たしますが、システム全体の動作を理解するための1D CAE(システムシミュレーション)では、計算リソースの制約から3Dモデルをそのまま利用することが難しいという課題がありました。しかし、NewtonSuite-MORはModel Order Reduction(モデル次数低減)技術を駆使し、3Dモデルの動特性を高精度で保持したまま情報を縮退することに成功しました。この技術により、設計開発の「フロントローディング」や最適化が一層進化することが期待されます。
縮退技術の詳細
縮退とは、3DCAEで扱う形状情報(剛性マトリックス)を必要な動特性を表現できる形に圧縮する技術です。このアプローチにより、システムレベルでの評価が可能になり、振動解析や制御システム設計など様々なシーンでの活用が促進されます。
主な新機能紹介
「MOR 2025.1」では、新たにコマンド実行機能が追加され、従来のGUI設定に加えてバッチ実行も可能になりました。これにより、ユーザーはより柔軟に作業を進めることができます。以下に、主な活用シーンを紹介します。
1.
振動解析: 3Dの振動特性を保持したまま、システムレベルでの評価が実施可能。
2.
制御システム設計: 構造物の剛性や減衰を考慮して制御ロジックの検証が行える。
3.
デジタルツインの構築: リアルタイムシミュレーションに適した軽量モデルの生成が可能。
ニュートンワークス株式会社について
ニュートンワークスは、CAE(Computer Aided Engineering)を核心に、高度な技術力で製造業を底支えするエンジニアリングソリューションプロバイダーです。FEM解析と1DCAEを融合したソリューションを供給し、設計開発の全フェーズをサポートします。特に、自社開発プログラム「NewtonSuite」を通じて、製造業の複雑な課題に対処し、次世代の製品開発を総合的にバックアップしています。
NewtonSuite-MORとは?
NewtonSuite-MORは、3DCAEの特性を縮退するための特化ソフトウェアであり、2013年からリリースされています。このプログラムにより、ユーザーはSimulationXなどとのデータ移行が容易になり、製造業界におけるシミュレーションの効率化が進むことが期待されています。最新の「MOR 2025.1」は、さらなる業務改善を実現する一手となるでしょう。
この新たな技術革新は、製造業の未来を形作る重要な一歩です。詳しい製品概要やお問い合わせは、ニュートンワークスの公式サイトやマーケティンググループまでお気軽にどうぞ。