鶴岡市の加茂水族館がリニューアルプロジェクトを始動
山形県鶴岡市に位置する加茂水族館が、ガバメントクラウドファンディング(GCF®)を活用し、リニューアルに伴う休館期間中の支援プロジェクトを開始しました。これにより、クラゲを中心とした多様な海の生き物たちの飼育環境整備を目的とした寄付を募ります。
鶴岡市立加茂水族館の成り立ち
加茂水族館は、クラゲ専門の水族館として知られ、小さな海辺の水族館から世界的なクラゲ水族館へと成長してきました。その創立から10年を迎える今、館内のクラゲ研究棟の増築など、さらなるリニューアルが計画されています。来年11月から約5か月間の休館を経て、2025年度にリニューアルオープンを予定しています。
このプロジェクトでは、現在いる80種類のクラゲを100種類に増やすことを目指しています。水族館は、約300種26,000個体の海の生き物を飼育していますが、休館期間中もその環境を充実させる必要があります。
より多くの方に知ってもらいたい加茂水族館の魅力
鶴岡市では、GCF®プロジェクトを通して、加茂水族館の存在を多くの人に知ってもらい、飼育環境をみんなで支え合うことを目指しています。加茂水族館は「みんなで支える、みんなでつないだ水族館」として、リニューアルオープン後には多くの来館者に訪れてもらうことを期待しています。
具体的な寄付金の使い道
寄付金は、リニューアル期間中の飼育環境の整備に必要な費用として活用されます。また、飼育される生き物たちの維持管理、クラゲの種類を増やすための費用に充てられる予定です。
鶴岡市長の期待の言葉
鶴岡市の皆川治市長は、「かつて経営が危ぶまれていた加茂水族館が、村上館長とスタッフ、そして多くのファンの支えによって成長してきたことを誇りに思います。リニューアルオープン後にも、皆様と一緒にクラゲたちを未来へつなげていきたい」と述べています。
GCF®の意義と地域貢献
GCF®は、寄付を通じて地域課題を解決するために設けられた仕組みで、寄付者が具体的な寄付金の使い道を選べる点が特徴です。寄付することで地域への関心を高め、地域との絆を深めることに寄与しています。
この仕組みは2013年にスタートし、近年ではプロジェクト数が増加しており、寄付総額も176億円を超えています。多くの自治体がGCF®を用いて、地域の魅力を発信し続けています。
プロジェクトの詳細
- - プロジェクト名: 加茂水族館リニューアル!
- - 寄付受付サイト: ふるさとチョイス
- - 目標金額: 3,000万円
- - 募集期間: 2024年10月3日~2024年12月31日
- - 寄付金の使い道: 飼育環境整備に必要な費用
プロジェクトの詳細は
こちらからご確認ください。皆さんの温かいご支援をお待ちしております!
鶴岡市の魅力
鶴岡市は、歴史的背景と美しい自然を兼ね備えた地域です。庄内藩の城下町として栄え、多様な食文化と自然が共存しています。また、国の天然記念物や日本遺産にも指定された場所が多数あり、地域の魅力が多く詰まっています。加茂水族館のリニューアルを機に、鶴岡市を訪れてみてはいかがでしょうか。