エステーが手掛ける新たなシティフレグランス
エステー株式会社は、長野県山ノ内町と包括連携協定を結び、脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環として、オリジナルのシティフレグランス「雪水香(せきすいか)」を開発しました。このプロジェクトは、山ノ内町の美しい自然を香りで表現し、地域活性化を図ることを目的にしています。
プロジェクトの背景と目的
2024年10月、エステーは山ノ内町との包括連携協定を結び、環境保全やSDGsの達成に向けた取り組みを強化しています。この協定は、エステー、山ノ内町、瑞穂木材株式会社、北信州森林組合との四者間で締結され、地域の森林資源を活用して香りを創出することを目指しています。これにより、山ノ内町の魅力が全国に発信され、地域の活性化にも寄与することが期待されています。
香りの成分と特徴
「雪水香」は、山ノ内町の未利用の杉の枝葉から抽出したオイルを使用しています。この杉のオイルは、清涼感のあるグリーン調の香りが特徴で、まるで森林浴をしているかのような心地良さを持っています。さらに、ラベンダーやレモングラスなどのハーブを調和させ、より一層リラックスできる香りを実現しました。この香りは地元の町民からのフィードバックを基に制作されており、地域の声が反映されています。
未来への取り組み
今後、「雪水香」は山ノ内町から販売される予定で、アロマウッドとのセット商品も展開されます。また、2025年には東京の銀座にある情報発信拠点「銀座NAGANO」での発売や、ふるさと納税の返礼品としても提供される予定です。
地域共創と健康経営
エステーでは、昨年策定した中期経営計画「SMILE 2027」において、“かおり×ウェルネス”を成長テーマの一つに挙げています。このテーマを元に、香りを用いた健康経営支援を進め、地域との共創を図る活動を行っています。香りを通じて地域の人々と結びつき、共に課題を解決していくことに力を入れています。
まとめ
エステーと山ノ内町の協力により生まれた「雪水香」は、自然素材を活かしたフレグランスで、地域の魅力を広めるだけでなく、環境保全にも寄与する新しい試みです。これからの展開にも注目が集まります。