国際協力NGO「シャプラニール」の50年の軌跡
国際協力NGO「シャプラニール=市民による海外協力の会」は、2024年に設立から50年を迎えます。この歴史の中で、シャプラニールは南アジア、特にバングラデシュにおいて、貧困をなくすための活動を進めてきました。特に力を入れているのが「フェアトレード」に関する取り組みで、1974年には女性のための手工芸品生産を開始。以来、ジュート(黄麻)を用いた製品が多くの消費者に支持されています。
「フェアトレード活動50周年記念キャンペーン」
シャプラニールは50周年を記念して、2024年10月10日から10月23日まで、オンラインショップでの特別キャンペーンを開催します。このキャンペーンでは、ロングセラー商品を含む限定セットや、ジュート製品を特別価格で提供。限定セットは5,000円(税込)で、ジュートバッグやジュートサンダル、ガムチャ、スパイスセットが含まれています。
また、シャプラニールは毎年10月10日を「ジュートの日」と定め、国際の日でもある「国際協力の日」や「貧困撲滅デー」と合わせてフェアトレードの重要性を広めています。この日を機に、多くの人々に国際協力やフェアトレードについて考えていただくきっかけを提供しています。
フェアトレードの理念と歴史
シャプラニールのフェアトレード活動は、バングラデシュの農村で女性が手工芸品を製作することから始まりました。当時、自然災害の影響で多くの人々が困窮する中、女性たちが自立して生活を支えるための雇用を創出することが狙いでした。彼女たちが生産したジュート製の製品は、日本の市場でも人気を博し、以降もフェアトレードの推進に貢献してきました。
ジュートは、吸湿性と放湿性に優れた自然素材であり、エコ素材として世界的にも注目されています。バングラデシュはジュートの生産国として知られており、その特性を生かした製品は、持続可能な社会への橋渡しともなっています。
シャプラニールの今後の展望
現在、シャプラニールはネパールにも活動を拡大し、フェアトレードを通じた地域の女性たちのエンパワメントを目指しています。団体の代表坂口和隆氏は、「手しごとを通じて生産者と消費者がつながり、お互いに支え合う関係を築くことが重要です」と語っています。
今後も、フェアトレード活動の普及と市民参加を促し、さらなる国際協力への道を切り開くことを目指すシャプラニール。50周年を迎える記念キャンペーンを通じて、多くの人々がこの活動に魅力を感じ、参加することを期待しています。詳細については、シャプラニールの公式サイトやオンラインショップを訪れてみてください。
《 シャプラニールについて 》
- - 団体名:認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会
- - 所在地:東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園内
- - 創立:1972年9月1日
- - 活動内容:児童教育支援、防災支援、フェアトレード等
公式サイト:
シャプラニール
オンラインショップ:
クラフトリンク