最新のX線CTブランド「VOXIA」が登場
新たなスタートアップ企業、Voxel Works社が新ブランド「VOXIA™」を発表しました。この新しいX線CTシステムは、研究開発や品質検査を意識し、高精度なCTシステムを提供することに特化しています。全ての製品は完全受注生産で、国内で製造されるため、顧客のニーズに応じたカスタマイズが可能です。
VOXIAシリーズの特徴
カスタムメイドの体制
VOXIAシリーズの特筆すべき点は、顧客の目的や予算に基づくカスタムメイドのシステムを提供することです。Voxel Works社は協力会社との緊密な連携を図り、自社開発のソフトウェアによって、柔軟な撮影方式とインターフェースを実現しています。これにより、顧客が求める「撮りたい画」を実現するためのサポートも行っています。テストデータを基にヒアリングを行い、最適な解決策を提示します。
迅速な対応と高品質
VOXIAシリーズは、完全な国内製造を行っており、迅速な納期が期待できます。また、国内に常駐する技術者が急なメンテナンスやアップデートにもすぐに対応でき、ダウンタイムを最小限に抑える体制が整っています。X線源や検出器などの主要部品は、日本及び欧州から高品質なものを選定し、撮影精度を確実に向上させています。
確かな経験と信頼
Voxel Works社は2021年に設立された東京都のベンチャー企業で、創業者の冨塚貴史氏は非破壊検査装置の開発と製造に20年以上の経験を有しています。これまで製造業者や研究機関を主要な顧客として、新技術や製品を展開し続けており、その成果として数々の評価を受けています。
VOXIAシリーズのラインナップ
VOXIAは、以下の3つのモデルから成り立っています。
1.
VOXIA™ compact:小型卓上装置で、ナノからマイクロフォーカスのX線源を搭載。
2.
VOXIA™ box:中型ボックス装置で、ナノからマイクロフォーカスのX線源を搭載。
3.
VOXIA™ room:大型照射室用装置で、マイクロからミニフォーカスのX線源を搭載。
これらのラインナップは、顧客の要求に応じて詳細なスペックが策定されており、柔軟に対応可能です。
価格とソフトウェア
VOXIAシリーズの価格はおおよそ1600万円からスタートします。また、撮影ソフトウェア「VCap」や画像再構成ソフト「VCT」、さらには3D表示・解析用の「Molcer Plus」がオプションとして用意されています。これにより、単なる撮影から高精度な解析までをカバーすることができます。
お問い合わせ先
詳細やご要望に関しては、Voxel Works社の公式ウェブサイトや、問い合わせ用メールアドレスまでご連絡いただければ、迅速に対応いたします。X線CTの新たな可能性を追求する「VOXIA」をぜひご検討ください。