災害時看護実習
2025-02-03 18:23:47

地域看護の未来を築く 災害時対応力を育てる実習

地域看護の未来を築く 災害時対応力を育てる実習



日本保健医療大学では、地域の医療人材の育成を目指し、毎年特定非営利活動法人日本社会福祉事業協会と協力して協働型災害訓練を実施しています。今年も看護学科の2年次生29名が参加し、地域で起こりうるさまざまな危機に対する看護の重要性を学ぶ機会が設けられました。

この実習は、地域での災害発生時に迅速に対応できる能力を育てることを目的としています。学生たちは他職種と協働しながら、実際の生活圏で潜在する危険を見極め、そのリスクに対する対策を講じる力を養っていきます。また、ゲーミフィケーションを活用したハザードマップワークでは、みんなが参加しやすい形で学ぶことができる環境が整えられています。

実際の地域踏査は、昭和40年代に造成された杉戸高野台地域で行われました。この地域は、東武日光線杉戸高野台駅から御成街道までの範囲に位置し、学生たちは現地を歩きながら様々な危険要因を探ります。その結果は、2月7日には「看護x学生のチカラ」イベントで発表され、参加者たちに地域防災への取り組みを見せる貴重な機会となります。

指導者には、日本保健医療大学の保健医療学部で教授を務める小林美奈子氏がいます。彼女は看護実習指導者としての経験もあり、地域看護や高齢者看護、さらには災害看護に力を入れて研究を進めています。小林氏は、看護学生たちに実践的な知識と技術を伝授する大切な役割を担っています。

このような取り組みは、学生だけでなく、地域社会全体にも大きな影響を与えます。地域の防災力を向上させることで、将来の災害に備える土壌を築くことができます。また、看護学生たちが地元の人々と触れ合うことで、地域のニーズをしっかりと理解し、未来の医療人材としての意識を高めることにつながります。

「協働型災害訓練」のプログラムは、2月7日と8日の2日間にわたって行われ、彩の国いきいきセンターすぎとピアやオンラインでの参加も可能です。この訓練は、首都圏周辺の自治体職員や地域防災に関心のある市民にとっても貴重な学びの場となります。

災害時における地域の重要性を再認識させるこの実習は、看護の未来を築く重要なステップと言えるでしょう。皆さんもぜひ、この機会に参加して、新たな知識とつながりを広げてみてください。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人日本社会福祉事業協会
住所
埼玉県北葛飾郡杉戸町高野台西5-15-7
電話番号
0480-53-6719

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