サウジアラビア館が2025大阪万博で初の技術革新賞を受賞

サウジアラビア王国館が受賞した技術革新賞

2025年の大阪・関西万博において、サウジアラビア王国館が「持続可能性分野」における初の「EXPO INNOVATION AWARD」を受賞しました。これは、博覧会国際事務局（BIE）と地球産業文化研究所（GISPRI）が共同で選出したもので、サウジアラビア館の展示が持つ革新性と影響力が評価された結果です。

持続可能な海の展示室

受賞の根拠となったのは、サウジアラビア館の「持続可能な海」をテーマにした展示室です。この展示では、技術が生物多様性の減少に対処し、気候変動に適応する方法が示されています。特に、キング・アブドラ科学技術大学（KAUST）とサウジ発スタートアップ「Inkspire」の共同プロジェクトに注目が集まっています。彼らは先進的な3Dプリント材料と生体適合性バイオインクを用いて、サンゴ生態系の復活を図っています。

3Dサンゴ礁プロジェクトの影響

このプロジェクトは、3Dプリント技術を駆使し、持続可能な方法で生物多様性の保護に寄与することを目指しています。具体的には、サンゴの成長を促進し、その耐久性を高める技術の実証を行っています。この取り組みによって、サウジアラビアの革新性と国際的な影響力が一層強化されることでしょう。

国際的評価と責任

サウジアラビア王国館政府代表のガージィー・ファイサル・ビンザグル氏は、この受賞について「万博での国際的な評価は光栄であり、王国の革新性を示すものである」と語りました。彼は、この受賞が次世代のために持続可能な未来を築く責任をも裏付けるものであると述べ、パートナーへの感謝の意を表しました。

万博の残り期間と展示会の魅力

2025年の万博の閉幕まで約40日となりましたが、サウジアラビア館では「持続可能な海」のプロジェクト以外にも、「進化する都市」や「無限の可能性を秘めた人類」といった多彩なテーマの展示が行われています。訪れる観客は、サウジアラビアがどのように世界へ貢献できるかを直に体感できる絶好の機会です。また、文化イベントやおもてなしの体験も用意されており、充実した時間を過ごすことができます。

ぜひ公式サイトやSNSで最新情報をチェックし、自身の目でサウジアラビア王国館の魅力を確かめてみてください。

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