概要
ちゅうぎんキャピタルパートナーズが運営する「ちゅうぎんインフィニティファンド3号」が、岡山市に本社を構える株式会社WAKUに対し、追加出資を行うことを発表しました。この出資は、WAKU社が開発する植物の生育を環境的に助ける肥料に関連しており、2023年9月に続く二回目の投資となります。
WAKU社の取り組み
WAKU社は、「グルタチオン」を基にした高機能な農業資材の開発を進めています。この肥料の特徴は、厳しい気候条件でも農作物が健全に育つ手助けをする点です。これは、特に近年の異常気象の影響で気候が変化する中、農家にとって非常に重要な要素です。
北海道から九州まで、全国の農家との共同実証実験が行われており、実際にこの肥料の効果を確認するための活動は進行中です。農業の向上や安定供給という大きな課題に応える存在として、WAKU社の技術は期待されます。
グローバル展開への期待
今後、WAKU社は日本国内だけでなく、気候問題に直面する他国でも需要が高まることが予想されています。これに伴い、WAKU社は日本発のグローバルスタートアップとしての事業展開も視野に入れています。
ちゅうぎんグループのサポート
ちゅうぎんグループは、地域のスタートアップに対する出資を通じて、地域社会の発展と起業家の挑戦を続けています。この取り組みは、社会に対して新しい価値を提供し、地域のイノベーションを引き起こすことを目指しています。
投資案件の詳細
- - 投資先名: 株式会社WAKU (岡山市北区)
- - 代表者: 姫野亮佑
- - 事業内容: グルタチオンを活用した高機能農業資材の開発
- - 公式サイト: WAKUのサイト
姫野社長のコメント
WAKU社の代表取締役である姫野亮佑氏は「再度、ちゅうぎんキャピタルからの出資を受けることができて非常に嬉しい」とコメント。出資のきっかけは、当時本社があった高梁の支店での窓口相談であり、その時の窓口担当者の驚きも思い出として語られています。彼は、プロダクト開発の道のりとともに感じたプレッシャーと期待を胸に、今後の活動に臨む決意を新たにしています。
ちゅうぎんインフィニティファンド3号の概要
- - 正式名称: ちゅうぎんインフィニティファンド3号投資事業有限責任組合
- - 運営会社: ちゅうぎんキャピタルパートナーズ
- - 金額: 20億円
- - 運営期間: 2025年6月から2036年12月(約12年間)
この新たな投資がWAKU社及び日本の農業にどのような影響を及ぼすのか、今後の展開に注目です。