北海道ワインの快挙！『田崎ヴィンヤード』が国際ワインコンクールで栄冠

北海道ワインの新しい歴史

2025年2月28日から3月4日、フランス・カンヌで開催された権威あるヴィナリ国際ワインコンクールで、北海道ワイン株式会社の『田崎ヴィンヤードソーヴィニヨン・ブラン 2022』がグランド・ゴールド（Grand Or）を受賞しました。この快挙は、日本国内で栽培されたソーヴィニヨン・ブラン種としては初めての受賞であり、北海道産ワインとしても記念すべき瞬間です。大規模な国際コンクールでのこの受賞は、長年にわたる同社の努力の賜物です。

受賞ワインの魅力

『田崎ヴィンヤードソーヴィニヨン・ブラン 2022』は、94点を記録し、最高評価を得ました。このワインは北海道余市町で栽培された葡萄を使用しています。農園主である田崎正伸氏が厳選した葡萄から醸造されており、ハーブやパッションフルーツ、柑橘を思わせるフレッシュな香りが魅力です。味わいはドライでバランスが良く、切れのある酸が特徴的です。希望小売価格は4,059円（税込）で、750 mlの辛口白ワインとして楽しむことができます。

さらに、『鶴沼ゲヴュルツトラミネール 2021』も見逃せない存在です。このワインは評価点90点を獲得し、ゴールド（Or）を受賞しました。北海道浦臼町で栽培されたゲヴュルツトラミネール種から醸造され、ライチやマスカット、白桃の芳香とスパイスの香りが豊かで、爽やかさと透明感のある酸味を含んでいます。希望小売価格は2,992円（税込）です。

ヴィナリ国際ワインコンクールについて

ヴィナリ国際ワインコンクールは、フランス醸造技術者協会によって開催され、世界中から集まるワインが厳正に審査される格式高いイベントです。今年は、550の生産者から出品された2,684本のワインが、104名の審査員によって評価されました。その結果、171本がグランド・ゴールド、603本がゴールド、32本がシルバー賞を受賞しました。シルバー賞は85点以上、ゴールド賞は89点以上、グランド・ゴールド賞は93点以上の評価を受ける必要があります。今回の受賞は、北海道ワインの質の高さを国内外に示す好例です。

受賞を祝うイベント

北海道ワイン株式会社は、2025年4月11日に札幌で「春の試飲即売会」を開催します。このイベントでは、受賞した『田崎ヴィンヤードソーヴィニヨン・ブラン 2022』と『鶴沼ゲヴュルツトラミネール 2021』を試飲できる貴重な機会です。参加費は3,500円で、DO-BOX EASTにて18:00から行われます。ワインの香りと味わいを直接体験できるこのイベントは、ワイン愛好者にとって見逃せません。