タイと日本の産業連携を模索するシンポジウムが開催！次世代ビジネスの扉を開く

公益財団法人東京都中小企業振興公社は、12月12日（金）に「日タイ産業連携の新展開」シンポジウムを開催します。このイベントでは、タイ政府の高官や日本企業の幹部が一堂に会し、次世代ビジネスに関する貴重な情報が提供されます。シンポジウムのテーマは、「バイオエコノミーと地域資源からの挑戦―自動車依存を超えたタイの地域資源と日本の技術が生む次世代ビジネス―」です。

シンポジウムの会場は、東京都千代田区の秋葉原UDXカンファレンスです。また、オンライン参加も可能で、無料で登録できます。日本企業の海外進出先として人気のあるタイについて深く学ぶことができる貴重な機会です。イベントの第1部には、タイ工業省副事務次官が来日し、タイの経済・市場状況や、日本企業に対する期待についての基調講演を行います。

続いて第2部では、パネルディスカッションが展開されます。ここには、タイの最大手製糖企業「MITR PHOL SUGAR（ミトポン・シュガー）」の副社長や、日本の化学企業ダイセルの執行役員が登壇し、食品・バイオ産業の受け入れ態勢や今後の方向性について議論を交わします。このセッションでは、タイの特徴的な資源と日本の先進技術が融合した新しいビジネスチャンスがどこにそうであるかが探られ、参加者にとっては新たな産業創出の可能性を感じることができるでしょう。

また、当公社はタイと日本のビジネス連携を深化させるために、これまでの10年間で築き上げたノウハウと人脈を有効に活用し、シンポジウムを企画しました。特に、参加企業にはタイでの事業展開に対する具体的な支援とマーケットインサイトを提供することを目指しています。

もともとタイは、東南アジア内での日本企業の主要な進出先のひとつであり、近年では「タイランド4.0」という国家ビジョンのもと、持続可能な開発に向けた「BCG経済モデル」を推進しています。このようなタイの動向を背景に、日本企業もビジネスチャンスを見出すことが期待されています。

今回のシンポジウムは、タイの地域資源と日本の先進技術の統合がもたらすビジネスの新たな可能性に焦点を当てており、関係者がそれぞれの知見を持ち寄っての意見交換が行われる予定です。

最後に、参加申し込みは公式サイトから簡単にできるため、ビジネスチャンスを逃したくない中小企業関係者にとって、必見のイベントと言えるでしょう。