ライフシフト大学の5周年イベント
東京で行われた「ライフシフト大学」の設立5周年記念イベントでは、ミドル・シニア層が集まり、多様なキャリアの成功事例を共有しました。この大学は、人生100年時代における新たな学び直しの場として、特にシニア世代に向けた教育プログラムを提供しています。
シニア世代の課題
近年の社会変化、特に高齢化や人手不足は、シニア世代に新たな挑戦をもたらしています。多くの人々が終身雇用を前提にしてきたため、「自分のやりたいことがわからない」といった悩みを抱えているのです。そのための解決策として「学び直し」の重要性が高まっています。
ライフシフト大学の特長
「ライフシフト大学(LSU)」は、日本で唯一、ミドル・シニア層が80歳まで現役で活躍するための知識を習得できるキャンパスです。ビジネス界とアカデミックなキャリアを持つ講師が教え、ライフシフトに必要な基礎知識を学ぶことができます。さらに、参加者同士が交流を持つことで、キャリアビジョンの形成や転職・独立の知識と環境が整います。
開校5周年記念イベントの内容
今回のイベントでは、約50名の卒業生が集まり、自らのキャリアチェンジや独立の経験を語りました。彼らはそれぞれに異なるバックグラウンドを持ち、個々の願望や価値観に基づいて新たな挑戦に踏み出してきました。例えば、商社を退職後に大学教授として活躍する方や、消費財メーカーから独立してキャリアコンサルタントになった方などがいます。
様々なキャリアチェンジの事例
卒業生の中には、定年後に自らの夢を実現した方もいます。たとえば、ゲーム業界から爬虫類をテーマにしたビジネスを立ち上げた方や、総合商社から転職し大学で教授として活動する方など、具体的な成功事例が見られました。
卒業生の具体的な声
参加者の中には、入学前は部長職にあったが、ライフシフト大学で学んだことを活かして社会貢献と自己実現を両立するビジネスモデルで独立を果たした方もおられます。また、長年人事に携わってきた方が新たなキャリアを見つけることができたといった声も届いています。
名誉教授の就任
当日の挨拶では、一橋大学名誉教授の野中郁次郎氏が新たな名誉教授として任命され、知識創造の重要性についてのメッセージが送られました。彼の経歴は、ナレッジマネジメントの権威として多くの人々に影響を与えています。
次期入生の募集
ライフシフト大学は、第11期生の募集中です。入学希望者は、2025年4月からの新たな学びのスタートを迎えるチャンスを逃さないようにしましょう。
まとめ
ライフシフト大学は、高齢化社会における課題に対処し、シニア層が自分の新たな人生を切り開くためのサポートを行っています。この5周年記念イベントでの成功事例が、未来の学び直しを志す多くの人々に新しい道を導くことを期待します。