ソフトロボットとともに生きる未来社会の実現を目指す

ソフトロボットと共存する未来社会の構想

現代社会では、消費者のニーズがますます多様化し、それに伴い労働力も不足が懸念されています。特にアフターコロナ時代を迎えるにあたり、労働集約型の環境から脱却し、人と機械が協力して働く自動化された新しい職場が求められています。しかし、機械学習や人工知能の急速な発展により、ロボット自身のハードウェアが複雑な環境での対応能力を苦しんでいるのが現状です。

このような状況で注目されるのが、柔軟に環境に対応できるソフトロボットです。従来の高速・高精度を追求するロボット技術ではなく、変化に富んだ多様な環境にも適応できるソフトロボットが、今後の産業や日常生活に不可欠となるでしょう。ソフトロボットの研究開発に取り組む株式会社ソラリスは、中央大学のバイオメカトロニクス研究室を元に設立されたベンチャー企業であり、そのコア技術として「空気圧人工筋肉」を利用しています。

株式会社ソラリスの目指す未来

ソラリスが展開する技術は、腸型のぜん動運動機能を持ったポンプロボットや、ミミズのように柔軟に動くロボットなど、これまでにない真新しいものです。これらのロボットは、近い将来、老朽化した配管の点検や、ロケットの固体推進薬の製造にまで活用される可能性を秘めています。当社は、これらのソフトロボットシステムを開発することで、産業界に新たな風を吹き込み、人々の暮らしをより良いものにすることを目指しています。

ソフトロボットの実用化に向けた挑戦

ソフトロボットは、均一な環境で動作することが難しい従来の硬いロボットにとって、大きな進化となります。その結果、ソフトロボットは柔軟性を持ちながらも効率的に作業を行えるため、様々な分野に適用が可能です。ソラリスは今後、さらに多様なソフトアクチュエーター（動力装置）を開発し、どんな環境でも対応できるロボットの開発に注力していく予定です。

会社情報

ソラリスは2017年に設立された、中央大学の知見を活かした研究所発のベンチャー企業です。本社は東京都文京区に位置し、空気圧人工筋肉を用いたソフトロボティクスの製品化・製造・販売を行っています。多様化するニーズに応えるため、次世代のソフトロボット技術に取り組んでいます。未来には、ソフトロボットが私たちの日常生活に当たり前のように共存する社会が訪れることでしょう。私たちはその実現に向け、着実に足を踏み入れています。

【会社概要】