2026年卒インターン調査
2024-10-28 14:43:35

マイナビ調査が示す2026年卒大学生のインターン参加事情と課題

大学生のインターンシップ参加実態について



株式会社マイナビが発表した「マイナビ 2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査」から、2026年卒業予定の大学生たちがどのようにインターンシップに参加しているのか、その実態が明らかになりました。この調査は、全国の大学生や大学院生を対象に行われ、参加率やキャリア形成活動の傾向が示されています。

参加率の現状



調査結果によると、2026年卒の学生のインターンシップ・仕事体験の参加率は85.6%となり、前年の89.5%から一見減少する結果となりました。ただし、この数値は依然として高く、学生のインターンシップに対する意欲が根強くあることを物語っています。また、インターンシップ選考に挑戦した学生のうち、66.1%が「受けたことがある」と回答し、その中でも56.1%が「1回以上落ちたことがある」と言及。希望するインターンにすぐには参加できないという現実も浮かび上がりました。

対面プログラムの増加傾向



さらなる新たな傾向として、対面中心のプログラムに参加した学生の割合が前年比で10.3ポイント増加したことが分かりました。具体的には、39.1%の学生が対面プログラムに参加した経験があり、対面型のプログラムが増加していることが明らかです。コロナ禍を経て、対面でのコミュニケーションや実際の職場環境を体験する重要性が再認識されている証拠とも言えます。

低学年からのキャリア形成



さらに驚くべき結果として、大学1・2年生の時点でキャリア形成活動に参加した学生の割合が35.8%に上昇したことが挙げられます。この参加率は前年の32.9%から増加しており、オープン・カンパニー型の説明会や半日・1日の就業体験プログラムへの参加が増えていることが影響しているようです。低学年からの参加は、キャリア観を育むことにもつながるため、早期からのアクションが期待されています。

キャリア形成活動の評価



キャリア形成活動に対する評価では、100点満点で61点から70点を付けた学生が19.6%に達しました。これには「考えを深められた」というポジティブな意見が多く見られた一方で、「面接の準備が不十分」といった懸念も散見されました。インターンシップ経験を通じて自身のキャリアビジョンに対する理解が深まったとする声もある一方、選考対策がまだ足りないと自覚している学生も多いようです。

調査担当者の見解



調査を担当したマイナビの研究員は、高い参加意欲が持続していることが印象的であり、特に対面形式への移行が進んでいる点が重要だと述べました。参加形式の選択は学生にとっての重要な問題であり、それぞれのプログラムが持つメリットを理解し、新しい経験への参加を促すことが大切です。また、低学年からのキャリア形成活動への参加は、将来の選択肢を広げるため、学生には積極的な参加が期待されます。

結論



マイナビの調査から得た知見は、2026年卒業予定の大学生たちがインターンシップやキャリア形成活動に関して高い関心を持ち、より実践的な経験を求めていることを示しています。対面中心のプログラムへの参加は、リアルな職場体験を通じて学生の成長を促進し、それに続く就職活動への準備にもつながると考えられます。今後の就職活動を成功させるためには、こうした準備期間を大切にし、自己理解を深めていくことが重要です。


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会社情報

会社名
株式会社マイナビ
住所
東京都千代田区一ツ橋1丁目一番一号パレスサイドビル
電話番号
03-6267-4155

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