三菱電機、国際展示会への初出展
三菱電機株式会社は、2026年10月20日から22日までドイツのハンブルク・メッセで開催される「Carbon Capture Technology World Expo 2026」に初めて出展します。本展示会のテーマは「Beyond Carbon Neutrality: Towards Net-Negative Emissions」。この機会に、同社は自社のCO2回収・利用技術(CCU)及びCO2除去技術(CDR)を幅広く紹介します。
展示の意義
神電機は、サステナビリティを経営方針の中心に据えています。社会の課題を解決するための「トレード・オン」を推進し、持続可能な地球環境の実現やイノベーションの促進を目指しています。その中で特にCCUS(CO2の回収・利用・貯留)の分野において、CO2を経済的な価値のある製品に変えて利用するカーボンリサイクルの取り組みを強化しています。
具体的な取り組み
三菱電機が展示会で紹介する技術には、以下のような内容が含まれます。
1.
カーボンリサイクルの「地産地消」型CCUソリューション。
- 排出されたCO2を回収・精製し、化学製品や燃料として利用する実証実験。
- 具体的には、台湾の飲料工場でのCO2回収を通じてビール製造に利用する取り組み、ガスボイラーから回収したCO2を使ってメタンを合成し燃料として活用するプロジェクト、回収したCO2とアンモニアを用いて尿素を合成し、地域の農業で活用するビジネスモデルの検討が行われています。
2.
CO2除去技術のDirect Ocean Capture(DOC)。
- この技術は海水中の二酸化炭素を回収し、大気中からのCO2吸収を促進します。基礎技術はフィンランドのVTT技術研究センターと共同で開発され、動画での紹介も行います。
- DOCを活用した事業化モデルも提案されており、カーボンクレジット販売ビジネスやCCUビジネスへの展開を図る考えです。
カーボンニュートラルの先に
三菱電機は、単にカーボンニュートラルの実現にとどまらず、さらなるネガティブエミッションを推進することを目指しています。大気中のCO2を除去し、回収した量が排出量を上回ることが求められています。その中で、海水を介したDirect Ocean Capture技術の開発は重要な役割を果たすでしょう。
企業概要
三菱電機グループは1921年の創業以来、100年以上の歴史をもつ企業として、サステナビリティを経営の基軸とし続けています。「社会・顧客・株主・従業員」といったステークホルダーからの信頼を重んじ、持続可能な企業価値の向上に努めています。現在、世界中に200以上のグループ会社を持ち、約15万人の従業員がいます。
展示会情報
社会課題を解決し、持続可能な未来を築くための三菱電機の取り組みに注目です。