日本通運、SAF事業選定
2025-05-29 17:26:09

日本通運、東京都SAF事業に2年連続選定!航空貨物脱炭素の最前線

日本通運株式会社が、東京都が推進する「企業のScope3対応に向けた航空貨物輸送でのSAF活用促進事業」において、2年連続で貨物代理店に選定されました。NIPPON EXPRESSホールディングス傘下の同社が、航空貨物業界における持続可能性への貢献と、これまでの実績が高く評価された証です。2025年度も引き続き、サプライチェーン全体のCO2排出量削減に重要な役割を担います。

この東京都の事業は、企業のサプライチェーンで発生する間接的なCO2排出量(Scope3)の削減を目指す画期的な助成制度です。荷主企業が航空貨物輸送で持続可能な航空燃料(SAF)を利用する際の追加費用の一部を都が支援することで、環境に配慮した輸送手段の選択を促し、航空業界全体の脱炭素化を加速させます。2026年3月末まで助成が継続され、SAF導入のさらなる加速が期待されます。

NXグループは、このSAF利用拡大を「サステナブル・ソリューションの開発・強化」という重要課題(マテリアリティ)の一つと位置付け、「NX-GREEN SAF Program」の提供や、Scope3排出量の環境価値取引実証事業への参画など、多角的にSAFの普及を推進しています。2024年度は多くの顧客が日本通運を利用しSAF利用促進に貢献しました。2025年度も、NXグループはより多くの企業がSAFを気軽に利用できる環境整備に注力し、サプライチェーン全体の脱炭素化を力強く支援していく方針です。

気候変動問題への対応は、NXグループの経営戦略の中核です。2030年までに自社排出量(Scope1,2)を2013年比で50%削減する目標を掲げ、Science Based Targets initiative(SBTi)の認定取得に向けコミットメントレターを提出済みです。さらに、2050年までにはサプライチェーン全体を含むカーボンニュートラル社会の実現(Scope1,2,3)への貢献を目指します。これは、ステークホルダーと環境保全意識を共有し、持続可能な社会の実現に向けた具体的な取り組みを推進する、NXグループの揺るぎない決意を示すものです。

※ここで、CO2排出量の「Scope」について補足します。GHGプロトコルでは、企業排出を以下の三分類します。
Scope1: 自社活動からの直接排出(例:車両、工場)。
Scope2: 電力・熱源使用に伴う間接排出。
* Scope3: 企業の広範な間接排出(製品輸送、通勤・出張などサプライチェーン全体)。特にScope3の削減は、包括的な環境負荷管理と脱炭素化達成に極めて重要です。

1937年の創立以来、NXグループは「We Find the Way」を掲げ、常に最適な解決策を提供してきました。世界57の国と地域に約78,000人の従業員を擁するグローバルロジスティクス企業として、陸・海・空と先進技術を駆使し、高品質なサービスを提供しています。単にモノを運ぶだけでなく、顧客の未来を共に創造するパートナーとして、持続可能で環境に配慮したサプライチェーンソリューションを提供し続けることが、NXグループの使命であり、今回の東京都との連携もその一環です。


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会社情報

会社名
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社
住所
東京都千代田区神田和泉町2番地NXグループビル
電話番号

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