J:COMがGガイドの新機能VOD Linkを導入し視聴体験が進化

J:COMがVOD Linkを採用

株式会社ジュピターテレコム（J:COM）は、Rovi Corporationの新機能「Gガイド HTML」の一環として「VOD Link」を導入すると発表しました。この新機能により、Smart J:COM Boxのユーザーはリアルタイムのテレビ番組とビデオオンデマンド（VOD）作品を簡単に検索し、視聴することができるようになります。

VOD Linkの利点

VOD Linkを利用することで、ユーザーは特定のタレントや番組を選択するだけで、テレビ番組一覧から直接VODメニューに行かずとも、関連するVOD作品を表示することができます。この機能は、すでに無料または加入プランで提供されているVOD作品や、購入済みの有料作品へのアクセスも簡単にし、少ない操作でスマートにコンテンツを楽しむことが可能になります。

また、リストにはVOD作品のサムネイルや詳細な番組情報が表示され、ユーザーは視聴したいコンテンツをすぐに見つけることができます。キーワード検索機能を使えば、放送予定の番組や見逃し番組、VOD作品をスムーズに探し出せるのです。さらに、見逃し番組についても、放送日やチャンネルをもとに簡単に見つけることができます。

ユーザーエクスペリエンスの向上

J:COMの商品企画本部の本部長、阿賀谷匡章氏は、VOD Linkの採用によってユーザーが本放送やオンデマンド作品を簡単に探し出すことができるようになることを喜んでいるとコメントしています。シンプルで直感的なインターフェースやデザインは、顧客から高い評価を得ており、VOD作品も対象にできることで、さらなる利便性の向上が期待されています。

Roviとの連携と将来性

Roviのアジアパシフィック地域セールス担当シニアバイスプレジデントであるチョンホ・チョイ氏は、このJ:COMとの提携拡大が、加入者に最適なコンテンツを提供するサービス事業者の重要性を示していると強調しています。Roviの技術は、エンターテインメントの消費スタイルを革新するものであり、今後もユーザーへ個別化されたコンテンツディスカバリー体験を提供していく意向を示しています。

まとめ

RoviのGガイド HTMLは、リッチメタデータや高度な検索機能を通じて、J:COMのセットトップボックスを利用するユーザーのエンターテインメント体験を向上させています。視聴者が興味を持つコンテンツをすばやく見つけるための機能は、特に現代の視聴習慣において重要な役割を果たすでしょう。J:COMは、今後も多様なサービスを提供し続けることを約束しています。