名古屋城で開催された3x3プロリーグRBLのプレオープンイベントの魅力

名古屋城での3x3プロリーグ『RBL』プレオープニングラウンド

2025年9月20日と21日、名古屋城二之丸広場にて開催された3x3プロバスケットボールリーグ『RBL』のプレオープニングラウンド「NAGOYA LITE QUEST」が盛況のうちに幕を閉じました。このイベントは、FIBA（国際バスケットボール連盟）による後援を受けており、今後の3x3バスケットボールの発展に寄与することを目指しています。

『RBL』とは？

『ロイヤル・バスケットボール・リーグ（RBL）』は、3人制バスケットボール（3x3）の新たなプロリーグで、元プロプレイヤーであり、3x3のパイオニアであるRohit Bakshi氏がその進行役を務めています。彼はこれまでインド、タイ、クロアチアの国際リーグでの実績を持ち、日本での『RBL』設立に至りました。日本において3x3の国際的な競技プラットフォームを提供し、新たなスター選手を生み出そうという意義があります。3x3は、広く知られる屋外ストリートボールから進化した形で、2000年代後半からFIBAによって拡張され、2012年には全世界統一ルールが制定されました。2017年にはオリンピックの公式競技としても採択され、2020年の東京オリンピックではその正式デビューを果たしました。

「NAGOYA LITE QUEST」の開催概要

プレオープニングラウンドは、名古屋城二之丸広場という特別なロケーションで行われ、観客は試合を無料で観戦できました。2日間にわたって行われたこのイベントでは、日本各地から集った12チームが参加。初日は予選ラウンドが実施され、21日には勝ち抜いた8チームによるトーナメント形式の熱战が行われました。特に決勝戦では、観客の盛り上がりが最高潮に達し、会場は興奮の渦に包まれました。すべての試合は、BS朝日でも生中継され、多くの視聴者に楽しさを届けました。

参加チームと試合の展開

名古屋城を背景に、選手たちが繰り広げるスピーディな試合展開は、このリーグの大きな魅力のひとつです。子どもから大人まで、多くの観客がこの新しいバスケットボールの形を楽しみました。特に印象的だったのは、優勝チーム「KANAZAWA ZETHREE」の活躍で、MVPには同チームのジェヴォニー・スコット選手が選ばれました。このチームは、10月から始まる中国での国際大会「Dongguan Challenger」への出場権も獲得し、今後の活躍が期待されます。

来場者の声と地域への影響

イベントを訪れた観客からは、「名古屋城で観戦できて感動した」「3x3のスピードに興奮した」「子どもたちにプロ選手を見せられてよかった」といった声が上がっており、地域振興及びスポーツ文化の発信地としての名古屋の役割が強調されました。これを機に、RBLは名古屋で国際的なスポーツイベントを展開し、新たなスポーツ文化を根付かせることを目指しています。

今後の展望

2026年からは、RBLの本格シーズンがスタートします。国内外の強豪チームが集まり、激しい戦いが繰り広げられます。その中でも、シーズンを勝ち抜いたチームは「グランドファイナル」に進出し、さらにその勝者には「ワールドツアーマスターズ」への挑戦権が与えられます。重ねて、RBLを通じて地域活性化、次世代選手の育成、国際的な交流を推進してまいります。

公式サイトやInstagramでの情報収集を忘れずに、次回の試合にご期待ください。今後も3x3バスケットボールを盛り上げる取り組みにご注目ください！