海遊びだけでは物足りない！新しい夏祭りイベントを須磨で開催

海遊びだけでは物足りない！「ごちゃまぜ夏祭り」を須磨で開催

2025年8月17日（日）、須磨地区でユニークなイベントが開催されます。一般社団法人ワットアット主催による「ごちゃまぜ夏祭り」は、障害を持つ方やその家族、そしてどんな人も楽しめるバリアフリーな夏祭りです。時間は10時から15時まで、須磨海浜公園に位置する須磨ホールで開催されます。

社会の溝を埋めるワクワクのイベント

この「ごちゃまぜ夏祭り」は、社会に存在する障壁を取り除くことを目指しています。特に、障害を持つ方やそのご家族が気軽に楽しめるように、様々な活動が用意されています。また、NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトの協力を得ることで、さらに安心感を持って参加できる環境を整えています。

バリアフリーの海を感じる

須磨海浜公園で行われるこの祭りでは、バリアフリーなビーチが設けられ、車椅子の方も安心して海を訪れることができます。バリアフリー対応のトイレやシャワー、着替えスペースも完備されており、参加者が快適に過ごせるよう配慮されています。しかし、実際に海に行くことができても、十分に海を楽しめない方もいるのが現実です。暑さや体力の問題から、限られた時間で楽しむケースも多く見受けられます。

ごちゃまぜ夏祭りの活動内容

イベントでは「ノータッチボウリング」や、「EyeMoT」を用いた視線入力ゲームなど、誰もが楽しめるアクティビティを多彩に用意しています。家族全員が参加できるよう、ゆったりとした空間で海の雰囲気を感じながら楽しむことができます。

また、親が一緒に横になれるマットスペースや、子どもを見守りながら受けられるマッサージコーナーも設置されており、親子のリラックス時間を提供します。こうしたスペースは、医療的なケアが必要な方や、日々の育児に疲れた親たちにも優しい配慮です。

イベントの目指すもの

「ごちゃまぜ夏祭り」の企画者である一般社団法人ワットアットの代表理事・西島氏は、4年前から須磨ユニバーサルビーチプロジェクトのボランティアとして活動を始め、現場での体験を通じて様々な改善点に気付いてきたと語ります。「この祭りでは、家族全員が共に楽しむことができ、誰もが安心して参加できる環境を提供したい」と熱く語ります。

西島氏は、より多くの方が障害を抱えていても当たり前に楽しめる機会が必要であると考えています。イベントを通じて、須磨の海の魅力を広めながら、「皆で楽しい夏の思い出を作りたい」という思いを実現します。