KINS、新技術提携
2025-04-01 19:17:54

KINS、タウンズ社と提携し新たなマイクロバイオーム技術を展開

KINS、タウンズ社との資本業務提携



株式会社KINS(東京都江東区)は、シリーズCファーストクローズで株式会社タウンズ(静岡県伊豆の国市)から資金を調達し、マイクロバイオーム関連の新しい診断技術や予防プロダクトの開発に向けた業務提携の基本合意書を締結しました。この提携により、KINSの持つマイクロバイオームに関する知見とタウンズ社の検査技術が融合し、今後の新たな医療サービスの実現が期待されています。

マイクロバイオーム市場の現状



マイクロバイオームとは、ヒトの体内に存在する微生物の総称であり、腸内や皮膚、口腔内でさまざまな影響を与えています。最近の研究により、マイクロバイオームは糖尿病やがん、認知症、不妊症、アトピー性皮膚炎など、多くの疾患と関係があることが明らかにされています。特に、腸内フローラの状態は皮膚疾患や精神疾患にも影響を及ぼすことが知られており、その重要性が増しています。

具体的な介入方法としては、プロバイオティクスやプレバイオティクスといった善玉菌の摂取や、糞便移植などの手法が広まりつつあります。このような市場背景の中、KINSは自社の事業モデルを拡張し、マイクロバイオーム関連の新たなサービス開発を加速させることとなります。

KINSの独自ビジネスモデルとは



KINSは、コンシューマーヘルスケア事業とクリニック事業を融合させた独自のビジネスモデルを展開しており、マイクロバイオームに特化した製品やサービスを提供しています。具体的には、検査キットやサプリメント「KINS BOX」などのサービスを展開し、着実に収益を上げています。

KINSの強みは、利用者から得た菌データをもとに、マイクロバイオームと疾患の関連性を特定する研究開発を行う点です。また、クリニックでの実践を通じて、新たなソリューションの開発につなげている点も特徴的です。こうした取り組みにより、KINSは常に最新の研究に基づいた高品質なサービスを提供する体制を整えています。

提携の狙い



タウンズ社との提携は、KINSにとって大きな飛躍となります。タウンズ社は感染症POCT(Point of Care Testing)で知られ、慢性疾患の早期発見に向けた取り組みを進めています。この連携で、腸内フローラ検査の提供や、さらなるマイクロバイオームに基づく検査と介入ソリューションを共同で開発し、市場へと展開していく予定です。

コメント



タウンズ社の代表である野中雅貴氏は、この提携が慢性疾患領域への進出を促進すると述べています。一方、KINSの下川穣社長は、検査と介入の複合的研究の重要性を強調し、今後のサービス展開への期待感を表しています。

KINSについて



KINSは、全身の常在菌に対するケアを提案するヘルスケア企業で、ユーザーは10万人を超えています。皮膚や腸内、口腔内など多様な部位に着目し、プロダクトを展開し続けており、特に独自の菌バンクプラットフォームを活用した研究開発が強みです。

この提携と新たな技術の開発により、KINSは今後もマイクロバイオームに関する革新を推進し、人々の健康と福祉に貢献することを目指します。


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会社情報

会社名
株式会社KINS
住所
東京都目黒区柿の木坂1-9-5
電話番号

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