2023年5月27日、卓球日本代表が東京都杉並区に位置する株式会社タマスの本社を訪れ、表敬を行いました。この訪問は、同社が2025年から卓球日本代表のオフィシャルサプライヤーとして活動を開始することを記念するものであり、選手たちにとっても特別な意味を持つ時間となりました。
訪問の背景には、5月17日から25日にカタール・ドーハで開催された「2025 ITTF 世界卓球選手権大会ファイナルズ」に参加した選手たちが、帰国後すぐに株式会社タマスを訪れたという事実があります。大会での複雑な思いを抱えた選手たちが、スポンサー企業に感謝の意を示すために訪問したことは、選手たちのプロフェッショナリズムを象徴する出来事でもあります。
タマスの代表取締役社長である大澤卓子氏は、選手たちを迎え入れ、「私たちは選手たちの活躍を心から応援していました。結果に満足している選手も、悔しい思いを口にした選手もいるでしょう。それぞれの思いの中には、それぞれの努力があったと思います。今回の試合は本当に素晴らしかったです。今後の更なる活躍を期待しています」と述べ、選手たちのパフォーマンスを称賛しました。
選手団を代表して発言したのは、日本卓球協会専務理事の宮﨑義仁氏です。彼は、1985年にスウェーデン・イエテボリ大会で自身が着用したバタフライのユニフォームから40年経つことに触れ、その歩みを振り返りつつ、「新たな世代がメダルを獲得する姿を見られて本当に素晴らしいと思います。また、大会で使用したボールも協賛していただき、選手たちにとって非常にありがたい存在でした。バタフライのご支援を感謝し、これからもチーム一丸となって頑張りたい」とコメントしました。
選手たちの訪問に際し、バタフライのロゴデザインが印されたユニフォームを着た戸上隼輔選手や伊藤美誠選手、篠塚大登選手の姿からは、チームとしての団結力が伺えました。選手たちは、バタフライの支援が自らの成長にどれほど貢献しているかを実感し、そのためにさらなる努力を誓っていました。
株式会社タマスは、今後も2029年3月31日まで卓球日本代表のオフィシャルサプライヤーとして、選手たちの活動を全力でサポートすることを表明しています。バタフライというブランド名には、「選手を花にたとえ、その花に仕える蝶でありたい」という願いが込められており、着実に品質を磨き続けることを約束しています。卓球の普及活動も積極的に行い、『卓球を通じて世界をもっと幸せにする』という理念のもと、さらなる発展を目指しています。
このように、卓球日本代表の選手たちがバタフライ本社を訪れたことは、単なる表敬訪問にとどまらず、選手たちの成長過程や意気込みを感じさせるものでした。今後の卓球の未来に、さらなる光が注がれることが期待されます。