上土シネマミュージアム
2025-01-21 11:01:06

映画の歴史を彩る上土シネマミュージアムが2025年に新たな展開

上土シネマミュージアムが新たな観光スポットに



長野県松本市にて、国宝松本城から徒歩3分という絶好のロケーションに位置する上土シネマミュージアムが2024年夏にオープンします。この博物館は、2008年に閉館した古い映画館「上土シネマ」を再生したものです。上土シネマは、1917年に松本電気館として開館し、約90年間、多くの地域住民に親しまれてきました。しかし、経年劣化や周辺環境の変化により、閉館を余儀なくされました。

その後、2016年に「松本市近代遺産」に登録され、再生プロジェクトがスタートしました。上土商店街振興組合、大正ロマンのまちづくり協議会、株式会社ラージヒルの三者が提携し、博物館としての改装を進め、2024年に開業予定です。

レトロな空間で味わう映画の魅力



このミュージアムの特徴は、当時の映画館の雰囲気を保ちながら、さまざまな体験を楽しめる点です。大規模な「レトロポスター常設展」では、約7,000点の映画ポスターから厳選された作品が展示されます。また、客席やスクリーンをそのまま再現した「小ホール」は、一般にも貸し出し可能です。観光客や映画ファンにとって、貴重な体験ができる場所となるでしょう。

資金調達の新たな取り組み



しかし、築100年以上の上土シネマは老朽化が著しく、修繕が必要です。このため、運営側は資金調達を本格化させるために、一般社団法人上土シネマミュージアムを設立し、2025年2月1日より「上土シネマ再生事業協賛金」を募ることが決まりました。さらに、クラウドファンディングによる支援も予定されています。

訪問者の声と支援の輪



開業以来、松本市民や映画ファンが訪れ、当館の活動に賛同する多くの協賛金や資料の寄贈が寄せられています。映画の歴史と文化を守るこのプロジェクトには、地域の人々だけでなく、全国の映画愛好者の関心が寄せられています。

訪問者は、環境にそれほどよくは残らない古い映画館の美しさや、80年以上にわたり地域に根付いた映画文化の重要性に気づく機会を持つに違いありません。そのため、上土シネマミュージアムは単なる観光地ではなく、地域社会の絆を深める場所としての役割も果たしています。

施設の特徴とアクセス情報



上土シネマミュージアムは松本市大手4丁目に位置し、観光情報センターから徒歩約4分という距離にあります。平日は午前10時から午後5時まで営業しており、映画の歴史を感じながら、新たな観光スポットとしての魅力を発信します。

上土シネマミュージアムは、映画と地域の文化を未来へと繋げる重要な拠点になることでしょう。今後の展開から目が離せません。


画像1

会社情報

会社名
株式会社ラージヒル
住所
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。