年末の大掃除は外注が主流に？ハウスクリーニングの普及調査

年末の大掃除は外注したい？ハウスクリーニング利用実態調査

年末が近づくとともに、多くの家庭では大掃除が話題となりますが、最近は自分で行うのではなく、ハウスクリーニングを外注する方向へとシフトしてきていることが調査で明らかになりました。その背景には共働き世帯の増加や、高齢者の単身世帯が増えていることが挙げられます。さらに、コロナ禍によるおうち時間の増加も影響を与えているようです。

調査概要と結果

富士ネットワークスが行った調査は、2021年10月7日から11日にかけて、東京都や神奈川県、千葉県、埼玉県に住む20代から50代の男女を対象にしたWEBアンケート方式で実施されました。調査には300人が参加し、ハウスクリーニングの利用実態が掘り下げられました。

結果として、84.7%の人々が「ハウスクリーニングを利用したことがない」と回答し、94.4%が現在利用していないことが示されました。しかし、利用経験者の満足度は非常に高く、69%が「積極的に利用したい」と考えていることが分かりました。このことは、初めての利用がサービス普及の障壁となっていることを示唆しています。

利用理由と時期

ハウスクリーニングを利用したことがある人々がその理由として挙げたのは、「自分では落としきれなかった」というケースが69.6%に上り、続いて「年末の大掃除」が23.9%となりました。この結果から、年末の大掃除がハウスクリーニングサービスの利用の主なきっかけであることが見えてきました。

利用しない理由

逆にハウスクリーニングを利用しない理由として最も多かったのは「料金が高い」というもので、70.1%がこの理由を挙げています。また、再利用を考えた場合、「価格が安くなったら」という回答が55%と最も高いことも浮き彫りになりました。

このように、料金はハウスクリーニングサービスの普及における大きなネックとなっているのです。