都内で今年初の光化学スモッグ注意報発令!都心部でオキシダント濃度上昇
東京都環境局は6月26日午後1時20分、区南部において光化学スモッグ注意報を発令したことを発表しました。これは今年初めての注意報発令となります。
発令時のオキシダント濃度は0.130ppmで、品川区八潮測定局で観測されました。注意報の発令基準値は0.12ppmです。
東京都環境局によると、当日は関東地方が太平洋高気圧に覆われ、雲が多いながらも晴れ間が長かったため、都心部の気温が31.4度まで上昇しました。また、風も弱く、大気中の汚染物質が拡散しにくい気象条件だったことから、オキシダント濃度が高くなったと考えられます。
光化学スモッグは、窒素酸化物や炭化水素などの大気汚染物質が太陽光によって化学反応を起こして発生するものです。オキシダントは、光化学スモッグの代表的な成分で、目や喉の刺激、呼吸器への影響、植物への被害などの健康被害を引き起こす可能性があります。
東京都環境局は、光化学スモッグ注意報が発令された場合、屋外での激しい運動を控え、体調が悪い場合は無理せず室内で休息するよう呼びかけています。また、高齢者や子供、呼吸器疾患のある人は特に注意が必要です。
光化学スモッグ注意報の発令状況は、東京都環境局のホームページで確認できます。