明治学院大学が取り組む日本の貧困と格差問題
明治学院大学国際学部付属研究所は、2025年の10月から11月にかけて、「日本の貧困と格差―状況、影響、緩和策はあるのか?」をテーマにした全4回の無料公開セミナーを開催します。セミナーは横浜キャンパスで行われ、同時にオンライン参加も可能です。今回は、先進国中で困難な問題として取り上げられる日本の貧困率と所得格差について専門家の意見を聞きながら、一緒に考えていく貴重な機会となります。
日本の貧困率と格差
現在、日本の貧困率や所得格差は先進国の中では特に高い水準にあり、その背後には何があるのかを探ります。セミナーの内容では、これらの問題が私たちの生活や社会にどのように影響しているのか、また今後どのような影響を与える可能性があるのかも議論されます。
専門家による講演
4回にわたるセミナーでは、東京大学大学院の本田由紀教授をはじめとする4名の専門家が登壇し、それぞれの視点から日本の貧困と格差の現状を掘り下げます。以下が各回のテーマと講師です:
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講師: 本田由紀 (東京大学大学院教授)
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テーマ: 「日本における格差と貧困の背景―戦後日本型循環モデルの特徴とその破綻」
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講師: 白波瀬佐和子 (東京大学大学院特任教授)
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テーマ: 「少子高齢化の背景にあるジェンダー格差:出生率上昇の可能性」
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講師: 阿部彩 (東京都立大学教授)
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テーマ: 「日本の貧困の実態:統計から考える」
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講師: 宮本太郎 (中央大学教授)
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テーマ: 「日本のセーフティネット:ツナとアミを張り直す」
各回は17:15から18:45まで開催され、開場は16:45となっています。参加方法は、会場での参加かオンラインでの参加を選べるハイブリッド形式です。オンライン参加の場合は事前に申し込みが必要です。
参加方法と問い合わせ先
参加費用はすべて無料で、事前の申し込みは不要です。ただし、オンライン参加の場合は以下のリンクから申し込みが必要です。
オンライン参加申し込み
セミナーについての詳細や問い合わせは、明治学院大学国際学部付属研究所に直接ご連絡ください。電話は045-863-2267(平日10:00~16:30)です。
明治学院大学の理念
明治学院大学は教育理念「Do for Others(他者への貢献)」を基に、人格教育と学問の自由を大切にしています。ヘボン博士の教えを受け継ぎ、個々の学生が成長できる環境を提供しています。2024年には新たに理系学部が設立され、さらなる学問の進展を目指しています。また、スポーツ面でも2028年度の箱根駅伝本戦出場を目指すプロジェクトに取り組んでおり、幅広い分野での活躍が期待されます。