COTENが新たに始動した「Co-Lab」プロジェクト
株式会社COTENは、2025年春から企業との共創型プロジェクト「Co-Lab」を本格的に始動します。このプロジェクトは、企業が抱える構造的課題を探求する新しい取り組みで、第一弾のテーマとして「女性社会参与」を掲げています。従来の方法では解決が難しい社会的な課題に対して、COTENは人文知を活用し、根本的な理解を深めることを目指します。
プロジェクト「Co-Lab」とは
Co-Labは、COTENが法人向けに構築した共創プラットフォームの総称です。このプロジェクトは、「問い」を出発点にし、歴史や社会学といった人文知の学びを基に構造的課題を明瞭にし、企業間の対話や実験を通じて実践的な知恵を生み出すことを目的としています。私たちのビジョンは、単なる理論を超えて、企業が抱える現実の問題に対処するための実践的なアプローチを提供することです。
第一弾テーマ「女性社会参与」
第一弾では、参加企業が直面する「女性の活躍推進」というテーマに取り組みます。具体的には、管理職登用や組織文化、無意識バイアスといった複雑な問題に対して、参加企業がそれぞれ抱える課題を探り、共通するパターンを可視化します。これを基に、企業間での変革案を検討し、その実装を進める予定です。
進行ステップ
1.
Discover(構造の可視化と問い立て)
2.
Define(理想状態の設計)
3.
Develop(実践・検証・修正準備)
この3つのステップを繰り返し行うことで、企業の現場における課題と理想とのギャップを埋めていく構造です。
COTENの役割
COTENは、社会で見えにくい構造に光を当てることで、参加企業が持つ違和感や課題について考える場を提供します。私たちは、企業の挑戦を支える伴走者として、自社の課題を共に考え、解決に向けた思考の地盤を整えることを大切にしています。
参加企業について
このプロジェクトには、味の素やトヨタ自動車などの多くの企業が参加しています。各社はそれぞれの視点から「女性の活躍推進」問題に取り組むことで、共通のゴールに向かって進んでいきます。
今後の展開
第1サイクルは2025年3月から始まり、7月と10月に続けて第2・第3サイクルが実施される予定です。2026年3月には年間の成果をまとめ、次なるテーマに接続することを計画しています。また、COTENは企業と社会をつなぐテーマでこのプロジェクトを展開し、新たな資本主義の確立を目指します。
COTEN代表のコメント
COTENの代表、深井龍之介氏は、「社会課題は、構造の奥に潜む前提によって形成されています。この前提に光を当て、問い直すための土壌を企業の皆さんと共に耕していきたい」と語っています。
COTENについて
COTENは、2016年に設立され、福岡県に本社を置く企業です。歴史データベースの開発や、ポッドキャスト「コテンラジオ」の運営を通じて、人文知と社会の架け橋を目指しています。詳しい情報は公式ウェブサイトをご覧ください。
公式サイトはこちら
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