稲盛哲学を現代に活かす特別講演会「利他の経営」の最前線

「利他の経営」の最前線

2025年6月17日、京都において特別講演会が開催されます。このイベントは、企業が持続的な成長と社会的価値の創造を求める中で、注目を集めている「利他の経営」をテーマとして取り上げられるものです。会場はからすま京都ホテルで、詳細は後述しますが、今回の講師には経営哲学研究の第一人者、田中一弘教授が登場します。

利他の経営とは？

「利他の経営」とは、稲盛和夫氏が提唱した考え方で、短期的な利益追求を避け、長期的な社会的価値を重視する経営スタイルです。この概念は、特に下記のような現代の環境変化において重要とされています。

- 環境への配慮
- 社会的責任の意識
- 従業員満足度の向上

こうした時代背景の中で、「利他の経営」がますます注目されています。特に「先義後利」という思想も合せて、現代の企業経営において重要なキーワードとなっています。

講演内容と見どころ

本講演では、田中教授が「利他の経営」をどのように現場で実践し、次世代にどのように継承していくのか、具体的な事例と共に解説します。また、参加者には質疑応答の時間も設けられる予定で、経営者や起業家にとって新たな視点を得る貴重な機会です。さらに、実践的なヒントや具体例も提供されることで、明日からの経営に役立つ内容が盛り込まれています。

参加のメリット

参加者は、稲盛和夫氏の哲学を共有する京都経営塾の学びや、他の経営者との交流も期待できます。特に、実際に「利他の経営」を実践している塾生たちの事例紹介は、参加者にとって大変参考になるでしょう。

講師プロフィール

田中一弘教授は1966年に東京都で生まれ、1990年には一橋大学商学部を卒業。その後、日本興業銀行に勤務し、1999年には一橋大学大学院商学研究科で博士号を取得しました。神戸大学や一橋大学で教鞭を執り、2010年からは現職で活動しています。経営哲学や企業統治に関する著書も多く、特に「先義後利の経営」は注目されています。