水上オートバイの安全運転を支援する新マップのテスト運用開始

水上オートバイ専用マップのテスト運用スタート

一般社団法人日本マリン事業協会（所在地：東京都中央区、会長：渡部克明）は、水上オートバイ（PWC）ユーザーの安全な運転を支援する新たな試みとして、PWC専用マップのテスト運用を開始することを発表しました。このマップは「PWCエキスパートガイドマップ（仮）」と名付けられ、航行規制情報を実際に反映させたもので、カワサキモータース㈱、BRPジャパン㈱、ヤマハ発動機㈱の3社と共同で開発されました。

この新マップの特徴は、行政や民間が保有するさまざまなPWCに関する規制情報を、視覚的に理解しやすい形式で提供する点です。ポリゴン図、アイコン、文章などの形式を使用し、ユーザーはより直感的に情報を得ることができます。

マップには、次の3つの重要な情報が反映されています：
1. 法的拘束力を有する規制情報：法令や条例に基づく安全運行に必要な情報です。
2. 自主的な規制やマナー情報：PWCを楽しむ際に注意すべき点や、他のユーザーとの共存を促進するためのマナーに関する情報です。
3. 安全航行をサポートする情報：レジャー活動の安全性を高めるために役立つ情報です。

現在、東京エリアと兵庫エリアの2カ所でテスト運用が行われ、2024年8月から期間限定で展開される予定です。テスト運用に際しては、これらのエリアでPWC愛好者と共に、実際の運用状況をモニタリングし、フィードバックを行いながら更なる改善点を検討していきます。

テスト運用を通じて、PWC愛好者が適正なルールを理解し、マナーの向上に繋がることを目指します。これにより、安全で健全なマリンレジャーの振興を図ると同時に、ユーザー同士の交流促進にも寄与することが期待されます。