家具通販の新たな挑戦、共創型不正情報共有プラットフォームを導入

株式会社ソーシャルインテリアが『SubsCield』を導入

株式会社ソーシャルインテリア（以下、ソーシャルインテリア）が、共創型不正情報共有プラットフォーム『SubsCield（サブスクシールド）』の導入を決定しました。この取り組みは、サブスクリプションサービスにおける不正利用の軽減を目指すものです。ソーシャルインテリアは「よいものが、循環する社会へ」というミッションを掲げ、家具や家電の通販業務に取り組んでいます。

不正利用の現状

サブスクリプションサービスは急速に市場が拡大していますが、それに伴い不正利用も増加しています。例えば、未払いや盗難、個人情報の不正利用、さらにクレジットカード情報の盗用などがあります。これらの問題は、事業者にとって大きな負担となり、業界全体の信頼を損なう要因となっています。実際、不正利用の多くはチャージバックにより事業者が補填することが多く、業界全体の課題となっているのです。

SubsCield（サブスクシールド）の特徴

『SubsCield』は、不正利用による事業者の損失を軽減するために開発されたサービスです。主な特徴は、「ブラックリスト」を利用企業が共創・共有できるシステムです。これにより、業界全体で不正利用データを活用し、より早く正確に不正を検知・対処することが可能となります。さらに、API連携を活用し、不正利用者のデータベースを構築することにより、より高い検知精度を実現します。

サブスクビジネス振興の意義

ソーシャルインテリアの導入決定は、ただのビジネス成長だけでなく、業界全体の健全化に向けた重要な一歩です。日本サブスクリプションビジネス振興会は、サブスクビジネスの振興を目的として設立され、情報提供やノウハウの共有を行っています。こうした取り組みが合わさることで、サブスクリプション業界はより持続可能で健全な方向へ進むことが期待されています。

ソーシャルインテリアの事業展開

ソーシャルインテリアは、2022年12月に設立された企業で、「サブスクライフ」というオンライン販売サービスや、法人向けのオフィス構築支援を行っています。この中で、サブスクリプション型の便利なサービスを提供し、家具の循環型社会の実現を目指しています。オンラインサービスでは、新品からヴィンテージ品、中古品、アウトレット品まで、さまざまな商品を提供し、ユーザーが必要な時に必要なものだけを手に入れられることを特徴としています。さらに、業務管理クラウド事業では、設計会社や販売店に向けた受発注プラットフォームを提供することで、業務効率化も図っています。