女子日本代表U-20、初のアジア制覇を達成
2023年8月、ウズベキスタンで開催された第18回女子ジュニアアジア選手権において、女子日本代表U-20が見事優勝を果たし、初のアジア制覇を達成しました。これにより、来年に開催予定の第25回女子ジュニア世界選手権への出場権も獲得しました。この快挙を成し遂げた新井翔太監督に、大会の激闘と今後の展望についてお話を伺いました。
大会に向けての準備
大会本番に向け、チームはスムーズに入国し、大会に備えることができました。新井監督は、選手たちの事前分析に力を入れ、特に韓国や中国の選手たちの傾向を掴むためにあらゆる情報を集めました。これにより、個々の選手の動きや対策を細かく準備し、大会に臨むことができました。
予選ラウンドの試合
予選ラウンドでは、カザフスタン、イラン、キルギスと対戦しました。体格の大きな相手に対処することが求められ、攻撃の厳しさが課題となりました。しかし、チームは2連勝を飾り、キルギス戦では95-8というこれまでにない得点差を記録しました。これは、全力で戦った結果として、選手たちの成長が見られた瞬間でもありました。
準決勝と決勝へ
準決勝では、中国と対戦。身長やフィジカルの強さを誇る相手に対し、新井監督は新たな守備戦略、3:2:1DFを導入し、成功を収めました。これにより、相手の攻撃を封じ込め、試合を有利に進めることができました。
そして迎えた決勝戦では、ライバル・韓国と再び対決。予選のデータをもとに、選手たちは冷静に戦うことができ、見事勝利。アジア女王としての栄冠を手にしました。
終わりに
本大会で新井監督は、選手たちがどれだけ成長したかを実感しました。限られた準備期間の中で、全体の成長を掲げ、厳しい戦いを勝ち抜くために多くの試行錯誤がありました。今後の世界選手権に向けて、選手たちのフィジカル面や戦術面の更なる向上が求められます。選手たちがこの経験を糧にし、さらなる成長を遂げることを期待しています。