オンライン試験プラットフォームExcert、成長の新たな一歩を踏み出す
株式会社ピープルドットは、オンライン試験プラットフォーム『Excert』を株式会社IBT総合研究所へ売却することを発表しました。この移譲により、Excertは新しい体制のもとでさらなる成長を図ることが期待されています。これまでの経緯やExcertの社会的貢献、今後の展望について詳しく見ていきましょう。
Excertの誕生背景と社会への貢献
株式会社ピープルドットは、日本におけるデータサイエンス教育の先駆者として、デジタル・トランスフォーメーション(DX)が注目を集める前から、企業の変革を支援してきました。データサイエンス教育市場が急速に拡大する中、同社は個人と組織が課題を発見し解決する力を高めるために努力してきました。その結果、データ分析スキルを可視化・評価するための検定試験である「データ分析実務スキル検定(CBAS)」を開発し、これが『Excert』の基盤となりました。
しかし、Excertが社会に登場したのは、世界的なパンデミックにより試験センターが閉鎖された時期で、オンライン試験を運営するにあたり345した新機能、特にリモート試験官による監視機能が盛り込まれたことが重要なポイントです。この機能により、不正行為の防止と受験者への細かな対応が可能になり、多くの受験者に利用されるようになりました。
事業売却と新たな成長ステージ
コロナ収束後、Excertは利用者数が40万人を超え、国内のオンライン試験プラットフォームとしてトップクラスのポジションを確立しました。株式会社ピープルドットはこの成長を支えるため、ExcertをIBT総合研究所に売却する決断をしました。この動きは、Excertが新たなステージに進むために最適な選択であり、IBT総合研究所の新体制のもとでさらなる機能強化やサービスの向上が期待されます。また、ピープルドットは売却資金を新規事業に再投資し、革新的なアイデアの実現を目指します。
日本のスタートアップ市場に新たな発展を
株式会社ピープルドットは、データサイエンス教育やコンサルティング事業を通じて得た洞察をもとに、新たな事業を生み出す「意欲」を支援するエコシステムの構築を目指しています。同社が運営するデータサイエンスビジネススクール「datamix」の卒業生やデータサイエンティストたちの知見を結集し、便利なサービスや面白いプロダクトを形にする挑戦の場を提供します。このように様々なアイデアを社会に実装し、そのプロセスで得られた経験を糧に、さらなる挑戦を続けていくことで、社会に大きな変革をもたらす原動力になると確信しています。
まとめ
オンライン試験プラットフォーム『Excert』の事業売却は、同社にとって新たな起点であり、未来への第一歩です。IBT総合研究所での新体制がどのようにExcertを成長させるか、期待が高まる中、今後の展開にも注目が集まります。持続可能な挑戦と成長を支えるエコシステムを構築することで、日本のスタートアップ市場に新たな風を吹き込んでいくことが期待されています。
Excert公式サイト
株式会社IBT総合研究所公式サイト
株式会社ピープルドット公式サイト