健康診断・人間ドックに対する意識調査
2025年2月、564名を対象に、健康診断や人間ドックに関する意識調査が実施されました。本調査では、受診頻度や選択するオプション検査の実態について深掘りしています。では、調査結果を詳しく見ていきましょう。
1. 健康診断・人間ドックの受診頻度
調査の結果、約49%の respondent(276名)が「毎年受診している」と回答しました。また、2〜3年に一度の受診をしている人は約31%(176名)でした。一方、必要を感じた時にのみ受診する人は約12%(65名)で、受診したことがないと答えた人は約8%(47名)でした。これにより、毎年受診する人々が多数を占めることが確認されました。
2. 受診場所の条件
受診場所を選ぶ際に重視する条件として、医療施設の評判が良いことが最も多く、224名が挙げました。次いで、自宅からの近さが198名、検査内容の充実度が78名、就業場所からの距離が45名という結果でした。また、「特典が多い」との回答や「検診後に観光が楽しめる場所」といったユニークな意見もありました。
3. 希望する受診時間
平日の午前中に受診したいと考える人が最も多く(281名)、次いで平日の午後(147名)、土日祝日(96名)が続きました。特に、仕事終わりの時間帯を希望する人は全体の7%(40名)でした。
4. 健康診断の結果への満足度
自身の健康診断結果に満足している人は約15%(87名)でしたが、改善が必要な点があり、その結果を活かしていると回答した人は約27%(157名)もいました。また、生活に活かしていない人が約31%(176名)であり、この結果から受診後の自己管理の重要性が浮き彫りになりました。
5. オプション検査の利用状況
324名(約57%)がオプション検査を追加したことがあると回答し、特に内視鏡検査(187名)が人気でした。次に心エコー検査(123名)、骨密度測定(81名)と続く結果となりました。
6. オプション検査を追加する理由
多くの人が、家族に病歴があるためや健康に不安を感じているからオプション検査を選んでいることが分かりました。それに加え、健康診断の結果が不安であることも大きな理由として挙げられています。無料のクーポンがあったからという人も56名いました。
7. オプション検査を選ぶ際の情報源
オプション検査を選ぶ際の情報源としては、家族や友人のすすめがもっとも多く(133名)、次いでインターネットの口コミ(106名)、医療機関のパンフレットやウェブサイト(43名)が続きました。最近では、オンライン上の情報収集が重要視されていることがうかがえます。
8. 今後の受診希望オプション検査
今後受けてみたいオプション検査として最も希望が強かったのは内視鏡検査(178名)で、次いで脳ドック(276名)、遺伝子検査(211名)でした。これらの人気から、未病や早期発見のニーズが高いことが窺えます。
この調査結果から、健康診断や人間ドックに対する意識は年々高まっていることが確認されました。受診者が自らの健康を意識し、適切な情報収集を行う姿勢が求められています。今後もこうした健康に関する意識の変化は注目していきたいものです。