新たな木造事務所棟が完成！岡本銘木店の丹波篠山工場の魅力

岡本銘木店の新しい挑戦

株式会社岡本銘木店は、兵庫県丹波篠山市に新たな木造事務所棟を開設しました。この施設は木の美しさと機能性を融合したモデル空間であり、特に非住宅用の木造建築の可能性を広げる役割を果たしています。

新事務所棟の設計と特徴

この新しい事務所棟は、従来の木造オフィスのイメージを一新させる設計が施されています。最大の特徴は、約1,800mmにも及ぶ深い軒の出です。この設計は夏の暑さを遮りつつ、冬には温かい日差しを室内に入れることができるため、季節ごとに快適な環境が保たれます。また、深い軒は内と外をつなぐ緩やかな境界としても機能しており、利用者に心地よい空間の広がりを提供しています。

さらに、事務所や会議室には奥行き8,198mmのスパン構造が取り入れられています。この構造は一般流通材を使い、安定性を保ちながらも工期短縮とコスト削減に寄与しています。

概要とデザイン

新事務所棟は、2階建てで建築面積は411.16㎡、1階には大きな吹き抜け空間が設けられ、自然光が注ぎ込まれます。エントランスから2階へ続く階段には木造ササラ桁が使われ、ガラス張りのミーティングルームが視界に広がるデザインになっています。
デザインの意匠性が高く、美しいLVL（単板積層材）が用いられた1階の天井は、魅せる設計として訪問者に印象を残します。