CLTを活用した新商品「プレミアムガレージハウス」開発の始動
株式会社フィル・カンパニーは、東京都中央区に本社を置く企業で、環境に配慮した新しい住環境の創出に向けた「プレミアムガレージハウス」の開発用地を取得したと発表しました。本プロジェクトは、木材由来の建材であるCLT(Cross-Laminated Timber)を積極的に活用し、持続可能な社会を目指す試みの一環です。
プロジェクトの背景
フィル・カンパニーは、「まちのスキマを『創造』で満たす」というパーパスを持ち、未活性空間の増加という社会課題を解決するために多岐にわたる事業を展開しています。特に、2023年1月には「サステナビリティ宣言」を策定し、環境適応型のビジネス運営を強化する基本方針を示しています。これにより、同社は「住み続けるまちづくり」と「クリーンなエネルギーの創出」という二つのテーマにひとつの道を開く姿勢を示しています。
本プロジェクトは、入居者や物件購入検討者に対する付加価値を評価し、完成後には一部をモデルルームとして使用することを予定しています。これによって、CLTの普及を推進しさらに量産体制の確立を目指しています。
新商品開発のポテンシャル
「プレミアムガレージハウス」は、既存の鉄骨造建物の機能性を維持しつつ、CLTならではの快適性や環境適応性を付加した魅力的な住宅です。CLTの耐久性によって提供される広々としたシャッター開口のガレージには、利用者が2台の車を収納可能なスペースが確保されています。また、木の温もりを感じられる室内空間を作り出しており、開放的なデザインが特徴です。さらに、国産材の使用が奨励され、国内の林業や木材産業の活性化にも寄与しています。
開発計画とスケジュール
今回の物件は神奈川県小田原市に位置し、土地面積は221.30㎡、建築予定戸数は2戸となっています。着工は2024年12月を予定しており、竣工は2025年4月に見込まれています。
CLT(クロス・ラミネイテッド・ティンバー)とは
CLTは、層状に接着した木材パネルで、優れた耐震性能や軽量性を持つ建材として世界中で利用が進んでいます。日本では利用が遅れているものの、今後の普及が期待されています。材料の特性として、優れた断熱性能や施工の容易さがあり、環境にも配慮されています。
会社概要
フィル・カンパニーは、2005年に設立された企業で、空中店舗フィル・パーク事業などを展開し、空間ソリューションの提供に努めています。企業のビジョンを実現するために、持続可能な商品開発を進めています。公式サイトではさらなる情報が提供されています。
【会社情報】
- - 会社名: 株式会社フィル・カンパニー
- - 所在地: 東京都中央区築地三丁目1番12号
- - 事業内容: 空間ソリューション事業
- - 設立: 2005年6月
- - 公式サイト: フィル・カンパニー
- - プレミアムガレージハウス: サービスサイト