社会貢献型ホテル誕生
2023-11-25 00:47:14
新たな形の社会貢献型ホテル『HOTELECCLESIA』が京都に誕生
日本初!社会貢献型ホテル『HOTELECCLESIA』
株式会社グレープヴァインが11月に京都市のJR二条駅近くにオープンした「HOTELECCLESIA」は、宿泊客の支援を通じて社会貢献を目指す新しい形のホテルです。このホテルにおいては、宿泊料金の一部がシングルマザー向けのシェアハウス「MIOECCLESIA」に還元される仕組みとなっています。
創業者の想い
このプロジェクトを背負っているのは、当ホテルの創業者であり牧師の後宮嗣氏です。彼は東京の商社から転職し、持続可能な社会への貢献を願いから同大学院で学んだ後、起業を決意しました。今回のホテル開業は、社会的孤立に直面するシングルマザーたちを支援するための手段として始まりました。
「隣人を愛せ」という聖書の教えに基づき、シェアハウスでの共同生活を実現するため、ホテルを開業。この取り組みは、シングルマザーたちの社交の場を作り出し、さらにその支援を行政に依存せずに行える基盤を築くものでもあります。
客室の特徴
ホテルはJR二条駅から徒歩4分の便利な場所に位置し、観光名所の二条城にも近接しています。施設には広さ約30平米の客室があり、最大5名の宿泊が可能です。特に家族連れや友人同士の宿泊に適しており、さらにビジネス利用でも高評価を得ています。
各客室の和室コーナーには、赤ちゃんにも安心な畳調のクッションフロアを用意し、心地よい空間を提供。また、小さなお子様連れの家庭への配慮もされており、玩具や離乳食の貸し出しサービスも実施しています。
シェアハウス「MIOECCLESIA」の設立
2024年4月からは、ホテル1階にシングルマザー向けのシェアハウスが併設されます。宿泊代の10%がシェアハウスの運営資金として寄付され、この資金は入居世帯の生活支援や教育支援に用いられます。
シェアハウスの入居募集は2024年1月からスタート。そこでは新たな生活を支えるため、様々な活動が行われる予定です。
食における社会貢献
また、ホテルではモーニングに「WARM HEARTS COFFEE」を提供。こちらはフェアトレードであり、売上の全額がマラウイ共和国の子供たちへの給食費に充てられます。一杯のコーヒーが子供たちの未来に寄与するという、食を通じた社会貢献も実現しています。さらに、京都の伝統あるパン屋と開発した無添加のパンが提供され、ビーガンやベジタリアンに配慮した選択肢も用意されています。
まとめ
歴史と伝統が共存する京都において、『HOTELECCLESIA』は、ただの宿泊施設ではなく、地域社会に温かさと希望をもたらす場として期待されています。宿泊を通じて誰もが参加できる社会貢献を実現し、共に生きる喜びを再発見していただければ幸いです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社グレープヴァイン
- 住所
- 京都府京都市伏見区桃山町泰長老175-1シャルム世光302号室
- 電話番号
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050-5803-2777