120年の伝統が生んだ新しい梅仕事の決定版、まいにち梅づくし生活

梅仕事の決定版『まいにち梅づくし生活』

2025年4月21日、株式会社ワニブックスから、梅のプロである山本将志郎氏による『まいにち梅づくし生活 - 120年続く梅農家が教えたい -』が発売されます。本書は、120年もの間、紀州で梅を育ててきた農家の伝統と知識が凝縮された内容で、ひと味違う梅仕事の魅力を余すところなく伝えています。著者は新進の梅干し屋社長としても注目されており、本書ではその独自のノウハウが生かされています。

梅の魅力を新たに知る

本書の大きな特徴は、何と言ってもその簡便さです。梅仕事は難しいという先入観に反し、誰でも簡単に取り組めるよう工夫されています。例えば、梅干しの干し方が革新的で、従来のざるを使わずにバットやお皿で干す方法が紹介されており、少量ずつ保存袋で漬けることも可能です。これなら、家庭でも気軽に梅仕事を楽しむことができます。

どこよりも丁寧な解説

著者は、梅の選別から仕込みまで全過程を写真付きで丁寧に解説しており、初めての方でも安心して取り組むことができるようになっています。また、よくあるトラブルや疑問に対する解答も豊富に載っており、実際の調理に役立つ情報が満載です。梅を素材とした多彩なレシピが用意されており、伝統的な梅干しから、梅酒や梅ジャム、さらには新しい梅の楽しみ方まで、バラエティ豊かに紹介されています。

毎日使える梅のレシピ

本の第2章では、旬の梅を使った梅仕事のレシピが豊富に収録されています。低塩分梅干しや即席はちみつ梅、そして多彩な梅の加工品の作り方が詳しく解説され、梅を使って毎日の食卓を彩るアイデアが満載です。著者の家庭での実践的な工夫が詰まり、忙しい日常でも手軽に梅を取り入れられるニーズに応えています。

梅を使った料理やドリンク

また、梅を使った様々な料理やドリンクのレシピも紹介されており、しっとり絶品サラダチキンや梅味噌煮、梅流しなど、普段の食事をより豊かにするアイデアが満載です。特に、梅酢を使ったドリンクのアレンジの紹介は、暑い季節には特に重宝します。梅酢レモンスカッシュやホット梅ジンジャーといった、軽やかでさっぱりとした飲み物は、梅の新たな魅力を引き出しています。

梅農家の背景と著者の思い

著者の山本将志郎氏は、和歌山県の日高郡みなべ町にある梅農家の5代目。彼は伝統の梅干しを守りながら、新たな取り組みとして「うめひかり」という梅干し屋を開業し、栄養価が高い、素材の持ち味を生かした梅干しを作り続けています。YouTubeでは梅仕事のコツを発信し、梅の魅力を広めようとする姿勢にも注目です。本書の出版も、ただ梅を知ってもらうだけでなく、農業の魅力を多くの人々に伝えるための一環です。