高校生たちが挑む介護の未来!ニチイ学館の教育プロジェクト
5月25日、株式会社ニチイ学館は東京都千代田区本社にて、「MY CARE ACTION」という教育プロジェクトの一環として、新渡戸文化高等学校の1年生によるアイデア発表会を開催しました。この取り組みは、介護と社会課題に関する生徒たちの創造力を活かし、彼らが考える解決策を社会に提案することを目的としています。
探究型学習の始まり
このプロジェクトの発端は、2025年10月に実施された探究型学習に遡ります。当時151名の生徒たちが、「ケア」にまつわる課題と地域の困りごとを関連付けることで、新たなアイデアを生み出す方法を学びました。授業が終了した後も4名の生徒は、自主的に探究活動を続け、将来的には自分たちのアイデアを世の中に広げたいという思いを持ち続けました。
高校生ならではの斬新なアイデア
発表会では、生徒たちが考案したアイデアが次々に披露されました。特に注目されたのは、高齢者の外出機会を増やすためのSNSプラットフォームを活用したプロジェクトです。アイデアには、高齢者と一緒にダンス動画を作る取り組みや、「推し活」をテーマにした交流会、懐かしい写真を使用したコミュニケーション企画などがありました。参加した生徒たちの視点から、介護についての理解を深め、親密感を生み出す手法が提案されました。
この発表を受けて、ニチイ学館のプロジェクトメンバーは「介護施設を身近に感じるきっかけとなるかもしれない。交流の可能性が広がる」といった期待を込めた感想を述べ、さらに意見交換を行いました。運用方法や安全面についても具体的な議論が進められ、今後の実施に向けた道筋も探られました。
教育プログラム「MY CARE ACTION」の意義
ニチイ学館が推進する「MY CARE ACTION」は、すべての人がケアに向き合う社会の実現を目指しています。このプロジェクトは、超高齢社会や家族構造の変化に対処するための重要なテーマであり、次世代がケアについて真剣に考え、行動する機会を創出しています。
教育現場への展開
「MY CARE ACTION」は今後、全国の教育機関と連携し、探究型学習を広めていく方針です。地域と結びついた学びを通じて、次世代の若者たちがケアや社会課題に積極的に関わるきっかけ作りを進めていく予定です。
担当者のコメント
株式会社ニチイ学館の人財開発事業本部の松本裕美子氏は、発表において「生徒たちが介護の課題を自分ごととして捉え、具体的な提案を行う様子が印象的だった」とコメントしました。また、発表に参加した新渡戸文化中学校の酒井雄大教諭は、本校が大切にしている「興味関心」や「誰かのために」という理念に基づき、次世代にケアの大切さを伝え続けることを強調しました。
今後、これらの取り組みがどのように実現するのか、また若者たちが介護の未来をどのように変えていくのか、大いに期待が寄せられます。