「位置精度検証ツール」登場
2025-07-12 12:16:18

高精度位置情報の信頼性を高める新ツール「位置精度検証ツール」

エゾウィンが位置情報の精度向上を目指す新ツール開発



エゾウィン株式会社(本社:北海道標津町、代表取締役:大野 宏)は、ユーザーが自ら位置情報の精度を検証できる「位置精度検証ツール」を開発しました。このツールは、同社が提供するみちびきCLAS対応の通信一体型GPSロガーが記録したデータの信頼性を飛躍的に向上させるためのものです。

開発の背景



近年、GPS技術の進化により高精度な位置情報が得られるようになりましたが、それに伴い、位置情報の「精度」についてのニーズも増加しています。特に、動態管理の現場では、データの信頼性を評価するために必要な“証拠”が求められていました。これに対し、エゾウィンは新たに社内向けのツールを開発することで、すべてのデータポイントに対して、固定解や浮動小数点解といった測位精度を示す証拠を提供することを目指しました。

ツールの概要



本ツールでは、記録された全位置情報がどの程度の精度で取得されたのかを、視覚的に確認できるようにしています。主な精度タイプは以下の通りです:
  • - FIX(固定解): 誤差12cm程度の最高精度
  • - Float(浮動小数点解): 誤差50cm以内
  • - Differential / AGPSなど: 誤差数メートル

ユーザーはWebアプリケーション「レポサクトラフィック」を通じて、軌跡が色分けされ表示され、どの区間でどの程度の精度が出ていたかを一目で把握できます。また、1秒ごとの精度データをCSV形式で出力し、より詳細な分析を行うことも可能です。

プロユース向けデータ提供



新たな社内検証ツールの導入に伴い、プロユーザー向けに「位置精度データ」の提供を開始しました。このデータには、全データポイントの精度タイプに関する客観的な情報が含まれ、研究機関や企業が高精度な位置情報を活用する際の信頼性を高めます。特に、データのビジュアルな確認は今後のアップデートで実現予定です。

車両管理DX「レポサク」の機能



エゾウィンが提供する車両管理DX「レポサク」も注目です。このツールは、準天頂衛星みちびきCLASに対応した高精度GPSロガーを使用して、位置情報を1秒単位で自動記録し、オペレーターの手間を省きます。さらに、リアルタイムで進捗管理が可能で、無線連絡などのコミュニケーションストレスを軽減します。

エゾウィンの未来



エゾウィン株式会社は、急速に変化する農業環境の中で、より信頼性の高いデータを提供することで日本の食糧生産を支えることを目指しています。創業以来、多くの受賞歴があり、今後も業界のリーダーとして成長していくことが期待されています。研究機関や企業は、ぜひこの高精度な位置情報をお問い合わせください。

エゾウィンの取り組みが、農業や物流に革命をもたらし、未来の流通を支える礎となることを願います。


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会社情報

会社名
エゾウィン株式会社
住所
北海道標津郡標津町字川北63-7
電話番号
0153-85-2800

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