沖縄から全国へ!無料『思春期お悩み相談室』の開催
沖縄の与座 保子氏による思春期に関するオンライン相談会が、2021年4月3日(土)に開催されることが発表されました。保育士として32年の経験を持つ彼女は、全国の思春期を迎えた子供を持つ親の支援を目的として、無償の「思春期お悩み相談室」を実施します。コロナ禍による影響で、子供達はより多くのストレスを抱えているとされ、親がそのサポートをどのように行えるかが大きな課題になっています。
親が直面する現実
コロナの影響で『コロナうつ』が増加し、大人だけでなく子供たちにも深刻な状況が広がっています。登校拒否や暴力行為、不登校など、思春期の子供たちが抱える問題は多岐にわたります。特に、中学校での相談支援員としての経験から見えた子供たちの実態を与座氏は強調しています。
文部科学省もこの問題に対処するため、スクールカウンセラーを配置し、子供と親の相談員を設置するなど、学校内の相談体制を強化しています。これにより、子供たちが気軽に相談できる環境を整える努力がされています。
子育てに正解はない
与座氏は、自らの子育ての経験を振り返り、「子育てに正解はない」と訴えます。厳しい母の教育によって育てられた彼女は、叱ることが子育てにおいて重要だと誤解していました。しかし、講座を通じて多様なアプローチに触れることで、他の方法もあると気づいたそうです。
このように、多くの親が知らず知らずのうちに「叱ることが愛情」と思い込み、怒りの感情を子供に向けることが少なくありません。与座氏は、怒らないことが子育てを成功させる近道であると強調します。
コロナ禍の影響
さらに、コロナ禍の影響で自殺者数が増加しています。沖縄県における自殺者数も増加傾向にあり、特に子供たちに対する支援が喫緊の課題になっています。与座氏は、親が問題を真剣に受け止め、子供たちに寄り添うことで自殺を防ぐ未来があると信じています。これを受け、思春期のお悩み相談室の開催が決定したわけです。
登校しぶりに注意を
学校が始まる4月は、子供たちにとって特に登校をためらう時期です。与座氏は、このことを踏まえた上で、登校しぶりのタイミングを見極め、適切にアプローチできるよう、相談室での情報提供を行う予定です。
参加方法
参加はYouTubeを通じて可能で、全国どこからでもオンラインで受けられます。気になることはメールで事前に相談できる形式をとっており、当日は参加者の悩みに一つ一つ丁寧に向き合います。
イベント概要
- - 開催日時: 2021年4月3日(土)14:00~15:00
- - 参加費: 無料
- - 参加方法: YouTubeリンク
沖縄が発信するこの相談室は、全国の親にとって、貴重な支援となるでしょう。子供たちの笑顔を守るため、私たちもできることを見つけていきたいですね。