企業の危機管理に欠かせない!個人情報漏洩対策セミナーレポート
近年、企業における個人情報漏洩事件は後を絶ちません。企業にとって、個人情報漏洩は多大な損害をもたらす重大な問題です。
ベリーベスト法律事務所と株式会社ノートンライフロックは、企業の危機管理意識向上を目的とし、2024年10月22日に「個人情報漏洩の事後対策 危機管理術」と題したオンラインセミナーを開催しました。
本セミナーでは、テレビなど幅広いメディアで活躍する杉山大介弁護士が登壇。企業が直面する個人情報漏洩のリスクや、裁判になった際の損害の評価ポイントについて、具体的な事例を交えながら解説しました。
杉山弁護士は、個人情報漏洩が発生した場合、企業が負う法的責任について詳しく説明しました。具体的には、個人情報保護法に基づく行政処分や、損害賠償請求などの民事責任、さらには刑事責任の可能性についても言及しました。
また、個人情報漏洩によって企業が被る損害についても、売上減少やブランドイメージの低下、顧客からの信頼失墜など、多岐にわたる点を指摘。裁判になった際の損害賠償の算定方法についても解説し、参加者から多くの質問が寄せられました。
続いて、ノートンライフロックの担当者からは、サイバーセキュリティの重要性と、ユーザーを守るための製品やサービスについて説明がありました。
ノートンライフロックは、世界中のユーザーにサイバーセキュリティ製品とサービスを提供するグローバル企業です。同社の担当者は、近年増加しているサイバー攻撃の手口や、個人情報漏洩を防ぐための具体的な対策について、分かりやすく解説しました。
特に注目されたのは、ノートン™ ID アドバイザーというサービスです。このサービスには、ダークウェブモニタリング機能やSNSの監視機能が搭載されており、個人情報が漏洩していないか、常に監視することができます。万が一、漏洩が確認された場合は、復旧支援スペシャリストがトラブル解決をサポートします。
セミナーには、企業の各部門の責任者を中心に、多くの参加者が集まり、非常に高い関心を示しました。セミナー終了後には、「非常に良い内容だった」「配布しているセミナー資料が欲しい」などの声が寄せられ、改めて個人情報漏洩の危機管理が企業にとって喫緊の課題であることが確認されました。
ベリーベスト法律事務所は今後も、参加者からのご意見を反映し、より充実したセミナーを継続的に開催していく予定です。