電通の新たな取り組み、AIを活用した広告運用支援システム
株式会社電通は、2026年6月より、AIを駆使した新しいテレビタイム広告運用支援システム『D-IMPRESS』をクライアントに提供開始しました。
システムの目的と機能
このシステムは、さまざまなテレビ番組と広告の関連性をAIで解析し、広告主が求める予算やターゲットに基づいて最適な広告枠の組み合わせを提案します。これにより、広告効果を高めるための精度を向上させ、業務プロセス全体の効率化を目指します。
特に、従来のテレビ広告のメディアプランニング業務は、手作業が主導していたため、番組の抽出や比較、見積もりの作成に多くの時間がかかっていました。これらは担当者の経験に依存する部分が大きく、業務の効率化がなかなか進まない課題を抱えていました。
AIの導入による変化
『D-IMPRESS』は、広告主が入力した条件をもとに、視聴率データやターゲットへの到達率などを考慮しながら、番組枠の組み合わせをAIが複数提案します。さらに、AIは各提案に対する理由や考え方も示すため、担当者は迅速かつ的確に判断することができます。これにより、業務時間の大幅な短縮につながります。
業務効率化への期待
本システムの導入により、従来のようにメールや資料を使用して行っていた番組枠の抽出や整理作業が不要になり、業務の進め方そのものも効率化されます。初めてこのシステムを導入したのは、パナソニックグループの広告購買業務を担うパナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社です。問題解決のための新たなツールとして注目されています。
AI For Growth 3.0との連携
また、今回の提供は、電通の展開するAI戦略「AI For Growth 3.0」とも密接に関連しています。この戦略は、AD業界における新しい価値を生み出し、クライアントのマーケティング活動をサポートすることを目的としています。「AI For Growth Suite」との連携を進めながら、電通は独自のデータや業務知見を融合させたAIソリューションをさらに進化させる計画です。
今後の展望
電通は、このシステムを通じて、クライアントに対するマーケティングROI(mROI)の向上を実現し、広告業界全体の業務効率化にも寄与していく考えです。今後も、AI技術の進化を活用しつつ、ますます多様化する顧客ニーズに答える新たなソリューションを提供していくことでしょう。
電通の公式ウェブサイトには、このAI戦略やその詳細についての情報も掲載されています。興味のある方はぜひご覧ください。