京都の年末の風物詩「本願寺御煤払」開催
西本願寺の毎年恒例行事、御煤払(おすすはらい)が、2024年12月20日(金)に開催されます。この行事は新年を迎えるためのものとして、長い歴史を有しています。特に阿弥陀堂や御影堂など、国宝に認定された建物に溜まったほこりを払う姿は、京都の年末の風物詩として地域の人々に親しまれています。
御煤払とは?
御煤払は西本願寺の第8代宗主、蓮如上人の時代から500年以上にわたり、続けられている伝統的な行事です。参加者は90cmほどの煤竹(すすだけ)を用いて、畳を叩いてほこりを舞い上がらせ、その後大きなうちわを使って埃を扇ぎ出します。この独特の儀式は単なる掃除にとどまらず、新年を迎える準備としての意味合いも持っているのです。
参加者の輪
この行事には、西本願寺の門信徒だけでなく、門前町のお店の方々や、お勤めの勉強をしている僧侶、さらには多くの一般参加者も集まります。例年500人以上が参加し、朝早くから境内は賑やかな雰囲気に包まれます。室町時代から続くこの大掃除は、京都の人々にとって欠かせない年末の行事となっています。
開催概要
- - 日時: 2024年12月20日(金)午前7時頃より
※午前5時30分からは自由参拝の晨朝(朝のおつとめ)が行われます。
阿弥陀堂・御影堂・渡り廊下・縁側などで実施されます。
- - 募集定員: 人数制限はなし
- - 参加費: 無料
- - 申込方法: 当日、龍虎殿の1階ロビーにて直接お申し込みください。開門は5時20分で、6時30分頃までには受付を済ませることが推奨されています。晨朝に参加される方は、先に龍虎殿で受付を済ませると良いでしょう。
- - 服装の注意: 服が汚れる可能性があるため、防寒をしっかりと考慮して参加してください。また、煤竹は貸し出しされるので、準備は必要ありません。
まとめ
年末の大掃除を通じて、心も体も清めて新年を迎えましょう!本願寺御煤払は、地域の伝統を感じることのできる貴重な機会です。皆さんの参加をお待ちしています。