日本テレビと第四境界が新たに作るARGブランド『4x4 sect.』
最近、エンターテインメント業界に新たな風を吹き込むプロジェクトが発表されました。それは日本テレビ放送網株式会社とクリエイター集団第四境界の共同ブランド、ARG(代替現実ゲーム)『4x4 sect.(フォーバイフォーセクト)』です。このブランドによる初の作品は、日本のホラー作家として注目を集める背筋氏とのコラボレーションで、2025年の夏から秋にかけてリリースされる予定です。
背筋氏の魅力とは
背筋氏は2023年に小説投稿サイト「カクヨム」で発表した『近畿地方のある場所について』がKADOKAWAより書籍化され、その後急速に人気を博しました。同作はSNS上での拡散も相まって、累計40万部以上のベストセラーとなり、現代ホラー作品の中でも特に注目されています。さらに、背筋氏は『このホラーがすごい! 2024年版』で国内編第1位を獲得し、ホラージャンルの新星としてその名を広めています。
また、背筋氏の作品は映画化も決定しており、2025年8月8日に公開される予定です。さらに次回作『穢れた聖地巡礼について』も2024年9月に発表される予定で、作家活動はますます精力的に進んでいます。
ARGの新たな挑戦
『4x4 sect.』が提供する内容は、背筋氏とのコラボレーションによって、日常に潜む恐怖や不安を描き出し、「信じる」という人間の根源的な営みに迫る日常侵蝕体験を創出するものです。ARGとは、現実世界と仮想世界を融合させ、プレイヤーが自ら物語を体験する形のエンターテインメントであり、非常に新鮮な体験を提供することが期待されています。
日本テレビのコンテンツ戦略局の岩﨑林太郎氏は、AR/VR技術の発展や、観客が能動的に物語に参加する時代において、インタラクティブな体験を提供することの重要性を語っています。彼は、ゲームベンチャーでの経験を生かし、テレビとARGが組み合わさることで、これまでにない新しい物語体験を生み出す可能性に大きな期待を寄せています。
一方、第四境界の総監督である藤澤仁氏も、この新たな挑戦に対し強い興味を抱いています。彼はARGの未開拓の分野に挑みつつ、その魅力を多くの人に届けるために、様々なクリエイティブな手法を探索してきた経歴があります。彼によると、テレビというメディアとARGの組み合わせは新しいストーリー表現を生む鍵になるかもしれないとのことです。
公式情報のフォローをお忘れなく
この新たなプロジェクトの動向については、公式Xアカウント『@4x4sect』をフォローすることで最新情報を受け取ることができます。ファンや参加者は、当ブランドが展開するさまざまな試みや、初作品の詳細な情報を楽しみにしていることでしょう。公式サイトもぜひチェックして、今後の展開を見逃さないようにしてください。
このように、『4x4 sect.』による新たなホラー体験は、私たちの心に深い感動をもたらすかもしれません。世の中のエンターテインメントの形が進化する中で、背筋氏とともにこの新しい取り組みがどのように展開されるのか、今から期待が膨らみます。