角層ケア新発見
2025-05-28 15:11:22

ナリス化粧品、AI解析で角層重複を解消する化粧水を発表

ナリス化粧品の新たな研究成果



株式会社ナリス化粧品が、加齢にともなう肌の悩みを解決すべく、新しいふきとり化粧水の処方に成功しました。この研究は、約90年にわたる角層研究の集大成であり、AI技術を取り入れた解析手法を駆使して実現しました。

研究の背景


一般的に、年齢を重ねると角層細胞の大きさが増し、細胞同士が重複することが知られています。ナリス化粧品の研究では、この重複が増加することも明らかにしています。特に、AI解析によって、角層のオーバーラップを詳細に分析できるようになりました。これにより、ターンオーバーを促進するための新しいアプローチが見えてきています。

角層重複のメカニズム


ナリス化粧品は、角層の重複部分に存在する接着タンパク質に着目。これを分解することが、角層同士の接着を解くためのカギであると考えています。これまでの研究から、接着タンパク質の分解がターンオーバーの促進に寄与することが確認されています。

新しい成分の発見


また、角層の重複に有効な成分「ムクロジエキス」にも着目しました。この成分は、本州、四国、九州を含む地域に広く分布しており、果皮にはサポニンが含まれ、歴史的に洗濯や洗髪に使用されてきました。

このムクロジエキスに加え、タンパク質の接着緩和作用を持つ「AMPD」を配合した新しい化粧水が設計され、実際のモニター使用を通じてその効果が確認されました。使用後、角層細胞面積が縮小し、一定の面積を維持する傾向が見られたのです。

実証実験での効果


具体的には、使用者をモニターした結果、約2か月の使用で角層細胞が適正面積に戻ることが確認されました。また、使用後2週間で効果を実感できる場合もあり、変化率が著しく低下し、均一な角層細胞面積への導入が期待されています。

この化粧水は、加齢による角層の重複に悩む多くの人々にとって、効果的なターンオーバーの促進が期待されます。

研究者たちの思い


このプロジェクトを担当した髙田広之さんと浅井健史さんは、自社の研究成果に自信を持っています。特にAI解析技術の導入は、今後の化粧品研究に新たな可能性をもたらすと考えています。

髙田さんは、「AIによる解析技術を活用し、角層の未知の実態をさらに追求していく」と語り、さらなる研究への意欲を示しました。

浅井さんは「ふきとり化粧水は、90年の歴史を有するが、常に進化している。今回の成果を基に、さらに効果的な製品を提供したい」とコメントしています。

終わりに


ナリス化粧品は、これからも先進的な研究を通じて、消費者のニーズに応える化粧品の開発に取り組んでいくことでしょう。加齢による肌の悩みを持つ人々にとって、今回の化粧水は一筋の希望となるかもしれません。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

会社情報

会社名
株式会社ナリス化粧品
住所
大阪府大阪市福島区海老江1-11-17
電話番号
06-6458-5801

トピックス(コスメ・メイク・美容)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。