オンラインメディア分析
2024-02-05 11:03:55
オンラインメディアの感染力:消費者購買意向度調査結果を徹底解析
2024年版オンラインメディア購入意向度調査結果
広告メディアプランニングに特化した企業である株式会社VOSTOK NINEが、全国4,000人を対象に実施した「購入・利用のきっかけとなる主要オンラインマスメディア調査」の結果が発表されました。この調査では、消費者がオンラインメディアを通じてどれほど商品の購入やサービスの利用意向が促進されているのかを明らかにすることを目的としています。
調査の背景
近年、特にOMO(Online Merges with Offline)の発展により、広告から購入までの一連の流れがトラッキング可能となり、広告キャンペーンの目標は「購入意向」の向上が求められるようになりました。この流れの中で、消費者がどのメディアに接触することで購入意向が高まるのかを知ることは、広告資金の効率的な投資先を選ぶ指標となります。
調査結果の概要
本調査では、有効回答者数が3,519人であり、男女別及び年代別に分析を行いました。その結果、全体の30%以上がメディアの接触を通じて購入意欲を促されていることがわかりました。特に女性は35.5%、男性は31.5%と、女性の方が少し高い傾向があります。
メディア別信頼度
調査の一環として、動画・音楽メディアに関する質問を行い、特に高い購入意向を引き起こしたメディアは「YouTube」で、46.4%が「欲しくなる」と回答しました。次いで「Netflix」(34.3%)、TVer(31.8%)と続き、YouTubeの影響力が際立っています。商品レビューコンテンツが豊富であることが、この数値に寄与していると考えられます。
SNSメディアの影響
次に、SNSメディアに焦点を当てた分析では、Instagramが50.3%と最も高く、次いでX(Twitter)(41.4%)、TikTok(40.1%)となりました。SNSの利用は年代によって異なるため、各年代別の傾向についても深掘りされています。
主要カテゴリ別の意向度
調査結果を8つのカテゴリに分類し、世代別に分析した結果、「動画・音楽」や「SNS」での傾向が顕著に表れました。特に若年層ほど高い意向度が見られ、逆に60代層はSNSなどによる影響が少ない傾向にあります。広告を効果的に運用する上で、この傾向は重要な視点となります。
考察と結論
前回の調査結果と比較して、オンラインメディアの信頼度と消費者の購入意向には強い相関関係(相関係数:0.96)が見られました。信頼できるメディアからの情報が購買意向に良い影響を及ぼすことが示唆されており、広告キャンペーンにおける重要な指標として活用できる可能性があります。
因みに、今回の調査は2024年1月に実施され、デジタル広告の展開に役立つ知見が多く得られました。
おわりに
VOSTOK NINEは「メディアプランニングの民主化」を掲げており、今後もこのような調査を通じて広告の在り方を模索していきます。消費者の購買意向を高めるために、メディアの選定やプランニングの質を向上させる役割を果たしていきたいと考えています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社VOSTOK NINE
- 住所
- 東京都渋谷区鶯谷町12-10
- 電話番号
-
03-4400-7001