東京・新富町のイタリアン「PRIMO PASSO」が二年連続ミシュラン一つ星を獲得

「PRIMO PASSO」：新たなイタリアンの聖地

東京・新富町に位置するイタリアンダイニング「PRIMO PASSO」が、『ミシュランガイド東京 2026』で二年連続の一つ星を獲得しました。このレストランは、2023年5月のオープン以来、その独自の美食パスタで多くの食通を魅了しています。

シェフの信念と料理の核心

シェフ藤岡智之は、「一歩ずつ、ただ向き合う」という信念を持ち、質の高いパスタを追求しています。彼は国内外の星付きレストランでの経験を活かし、特に南イタリアの三つ星店「クアトロパッシ」でのパスタ場の責任者としての実績が際立っています。この背景が、「PRIMO PASSO」におけるパスタのクオリティをさらに引き立てています。

おまかせコースの魅力

「PRIMO PASSO」では、全国から厳選された旬の素材を用い、和の技法を取り入れた「おまかせコース」を提供しています。コースは全12品からなり、うち5品がパスタ料理です。食事のペアリングも豊富で、6種類と9種類の2つのコースがあるため、ワイン選びも楽しめます。

ワインリストは200種類を超え、イタリアだけでなく世界各国の銘柄が揃っています。食との組み合わせを通じて、シェフのこだわりが感じられるひとときです。

店内の雰囲気と利用シーン

店内のデザインは、木と土壁を基盤にした和の趣を取り入れたものです。フルオープンキッチンでは、料理の創作過程を間近で観察できます。カウンター席は一枚板を使用しており、特別なひとときや接待など、さまざまなシーンで利用されています。また、プライベート感のある個室も用意されています。

シェフ藤岡の思い

シェフ藤岡は「昨年に続いてこのような評価をいただけたことに感謝し、身が引き締まる思いです。料理を始めた頃からの『美味しさ』に向き合ってきました。これからも、皆様に特別な時間を提供できるよう努めてまいります。」とコメントしています。彼が持つ料理への情熱と、人々に特別な体験を提供したいという信念が、PRIMO PASSOの魅力をさらに引き立てています。

シェフのプロフィール

藤岡シェフは寿司職人の家に生まれ育ちましたが、パスタの魅力に惹かれ、イタリア料理の道を選びました。国内外の星付きレストランでの修行を経て、ナポリの三つ星店「クアトロパッシ」でパスタ場の責任者として活躍。その経験を基に「PRIMO PASSO」をオープンさせたことで、日本人ならではのイタリア料理が誕生しました。