因果AIを用いた教育プログラムで学生の自信が向上
概要
株式会社hootfolioは、日本電気株式会社(NEC)と共に因果AI「causal analysis®」を利用した新たな教育プログラムを北海道科学大学で実施しました。このプログラムは、データ分析と意思決定力を養うプロジェクトベースの学習(PBL)を通じて、学生達が北海道の魅力に迫る要素を分析し、訴求策を考え出す機会を提供しました。
背景
企業や行政におけるデータ活用の重要性が増す中、因果関係を把握することが科学的な意思決定に必要不可欠とされています。hootfolioが提供する因果AIは、データに隠れた原因と結果を可視化し、専門的な知識がなくても理解可能な力を持っています。この技術により、施策の効果や戦略立案の質が向上すると期待されています。
プログラムの実施
今回の取り組みは、全3回にわたる授業形式で行われ、最終週には学生たちが分析結果を発表しました。プログラムは以下の内容から構成されています。
1.
因果分析の理解: causal analysis®の基本を説明し、社会課題に対する具体的な事例を通じて因果の概念を学びました。
2.
実習: 学生は北海道の魅力に関するアンケートから収集したデータを使い、因果分析を行いました。「北海道の魅力が何に由来しているのか」を探求しました。
3.
成果発表: 各班は因果分析の結果を発表し、データに基づく訴求策を提示しました。
学生の成果
発表では、どの要因が北海道の魅力に影響を与えているかを明確にし、観光意欲を引き出す要因の組み合わせや、誤解されやすい相関と真の因果関係の違いを解説しました。学生たちはデータを駆使し、なぜそれが魅力に繋がるのかを科学的に示す経験をしました。
教育効果の検証
PBLの実施に前後を比較するため、学生アンケートが行われました。結果として、「わかりやすく発表し、他者に説明できる自信がある」という回答は29.3%増加、そのほか「データを活用した地域課題解決に自信がある」という意識も15.8%向上しました。これらの数値から、因果分析を活用したPBLが学生の意識や興味を高めたことが示唆されました。
因果AI「causal analysis®」の特徴
このAIソリューションは、科学的な意思決定に必要な「真因」を捉える力を持つ技術です。設定された論理に従ってデータから因果関係を抽出し、視覚化します。その結果、専門的な統計の知識を持たない人でも、ビジネスの次のステップを導く手助けができます。
企業の背景
株式会社hootfolioは、NECから独立したスタートアップです。「あらゆる人に科学的な意思決定を」というミッションを掲げ、因果AIを活用した分析サービスを提供しています。データ活用の幅広い分野での応用を目指しています。
まとめ
今回の因果AIを活用したプログラムは、学生に新たな学びの価値を提供し、地域魅力の発見・解決に対する意識を高める成果を上げました。データの力を活用して未来を考えるこの取り組みが、今後どのように広がっていくか注目です。