介護離職を防ぐ！仕事と介護の両立を支援する実務書が登場

仕事と介護の両立を支援する実務書が登場

2025年9月29日、企業の人事労務担当者必携の書『介護離職させない！仕事と介護の両立サポートブック』が発売されます。総務省の「就業構造基本調査（令和4年）」によると、現在介護を行っている雇用者は約299万人に上り、全就業者の約5％を占めていることが明らかになっています。それに伴い、家族の介護や看護を理由に離職を余儀なくされる人も増加しており、これは企業にとって非常に大きな課題です。

企業にとって、従業員が介護のために離職することは、経験豊富な人材を失うことを意味し、大きな損失となります。加えて、政府も介護離職防止を緊急の課題と捉え、仕事と介護を両立させるための支援強化に取り組んでいます。2025年4月から施行される改正育児・介護休業法により、企業は従業員を支援する義務が強化されます。

このような背景のもと、本書は介護の実情に直面した従業員を支えるための具体的な実務手順や、職場環境の整備方法を示しています。特に、介護の問題は個々の従業員にとって非常にデリケートな課題であり、どのように寄り添い、サポートしていくかが鍵となります。

本書の内容

本書は以下の章で構成されており、それぞれが実際の場面で役立つ情報を提供しています。

1. 仕事と介護を両立させるためのポイント
具体的なアプローチや心構えについて解説。

2. 「仕事と介護の両立支援」取り組みのアウトラインを知ろう
企業がどのように支援体制を整えるべきかを紹介。

3. 介護に直面した従業員への支援の実際
具体的な支援方法や注意点について。

4. 仕事と介護の両立事例
先進的な取り組みや成功事例を紹介。

5. 介護休業法と改正のポイントについて知ろう
法改正に関する重要な情報を提供。

6. 介護保険制度を知ろう
介護保険についての概要と活用法。

巻末には現場でよくある質問集も付属されており、疑問にすぐに答えられるようになっています。